作業部日誌V3

        

長電にHiSE!―2000系は人生50年ならず、か。 【旧Doblogエントリ】

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いやはや。タマゲました。
ここしばらくネット上では噂になっていて、気にはかけていたのですが、昨日ついに大本営発表が―小田急のロマンスカー“HiSE”こと10000形が、長野電鉄に譲渡されることが決まったのです。
今や滅亡の道まっしぐら…に見える地方私鉄においては、久々の明るい話題といえるのではないでしょうか。

じつは6月27日のエントリで触れたとおり、ひと月チョイほど前にニョーボと長野(渋温泉)に行きまして、じつに十ン年ぶりに長野電鉄の2000系特急にも乗る機会を得たのです。そのとき、車内の銘板を見て今更ながらに驚いたのは、2000系という電車がじつはすでに車齢半世紀に迫る状態にあることでした。A~Dの4編成あるうち、最初に登場したA・B編成は昭和32年の製造ですから、現時点で御年48歳ということになります。
私の場合、おそらくガキの頃に読んだ鉄道入門書の刷り込みのせいで、いわゆる新性能電車は“車体が戦前製の重厚なつくりのものとちがって軽量構造だから、耐用年数は20~30年くらいである”という漠然とした思い込みがアタマの隅にあるもので、こういうカルダン駆動でシルヘッダーもないツルンとした電車が車齢50年近いなんていわれると、一瞬思考停止(w)に陥ってしまうんですね。
まあ実際はというと、昨今のわが国の鉄道車輛はメンテナンス技術の向上やら景気の悪さやら種々の事情も反映してか、途中で更新工事などしつつ40年くらい使い倒すのが割と当たり前になってきていますので、さほど驚くには値しないことなのかもしれませんが。
それでも驚きを禁じ得ないのは、2000系がデビュー当時から、同社の唯一無二の有料特急車輛として連綿と活躍を続けていることです。格下げされたり他社に売り飛ばされたり、という末路を辿ることの多い私鉄特急車としては、まことに稀有な存在だといえます。

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久々に長野くんだりへ行ってそういった事実を再認識したおかげで、帰ってきてからは漠然と手持ち資料の再読やらネット巡回やらしつつ長電絡みのネタを渉猟していたのですが、そこでまずブチ当たったのが長電が東急8500を購入する(した)という話。これには、8500が2000系の後継車であろうという夢も希望もない憶測もついて回っていたため、少々ゲンナリさせられます。その一方で、VSEの導入で余剰となる小田急HiSEが長電に渡るのでは、という噂も駆け巡っていまして、まっさか!とは思いつつも、もしそうなったらハナシとしては面白いよな…一体どうなるのかな…と、内心軽くヤキモキしていたのでした。それゆえ、昨日の正式発表にはちょいと溜飲の下がった思いです。

HiSEは約1年後の2006年の秋に長野にお目見えとの由。しかし、そうなりますと2000系は生誕50年を目前にして引退(B編成は一足先に今夏廃車だとか)となってしまうわけで、それはそれでキリが悪くてチト惜しいなァ、と瑣末な感傷に浸ってしまうのでした。
とはいえ、HiSEで志賀温泉郷や小布施に遊びに行けるというのは、それはそれで楽しみな話。ぜひ雪深い季節を選んで足を向けてみたいと思うことしきりです。

★写真上:小田急10000形(7000形車内より) 2002.4.14/中:長野電鉄2000系(A編成=2001+2051+2002) 湯田中 2005.6.26/下:長電2000系A編成・サハ2051の車内銘板<日本車輌 東京 昭和32年> 2005.6.26

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COMMENT:
AUTHOR: 西本
DATE: 08/05/2005 16:57:25
こんにちは、長者丸さん。デジカメの件では、大変お世話になりありがとうございました。また、こちらには、はじめましてよろしくお願いします。

小田急10000形長電入り、ぶったまげです。初めて知りました。VSE導入は子供の意見とはしっていたものの、4連ですかぁ~ まるで、Bトレ、ですね。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 08/06/2005 14:16:19
西本さん、ようこそです。R2もさっそく活躍中のようで何より(^^)

Bトレかー。言われてみりゃそうですね。
でも、4連化したとしても全長は現状の18m×3連よりキモチ長くなるはずなので、依然として湯田中のスイッチバックはなくならないんだろ~な、と全然関係ないことを気にしている私…(^^;)
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COMMENT:
AUTHOR: シバッチ
EMAIL: shibata@r01.itscom.net
DATE: 08/09/2005 11:17:34
東急5000が登場したのが、昭和29年ですからノーシルノーヘッダーの車輌が作られて間もない落成なわけで、地方私鉄としては非常に斬新なものだったんですね。
じつは今度の盆休みは長野へ行こうかと思っていたのですが、休みの後半が出張になってしまい、その行き先が長野という・・なんたる偶然!仕事の方は、一人ではないので短期間に2回行くことに。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 08/10/2005 04:36:50
>シバッチさん
おやおや、公私ともにとは(^^;) 行き先に長電があるなら、2000をゼヒ堪能して下さい。
駅舎などの施設も味のあるものが沢山残ってますよ。

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COMMENT:
AUTHOR: シバッチ
EMAIL: shibata@r01.itscom.net
DATE: 08/11/2005 23:34:22
明日から行くのですが、どうもあまり天気が良くない。来週は、おおむね良さそうだから仕事的には喜ばしいのだが、・・・微妙。
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COMMENT:
AUTHOR: シバッチ
EMAIL: shibata@r01.itscom.net
DATE: 08/13/2005 21:59:52
一回目の訪問から只今帰京しました。
主に8月末に引退するB編成を中心に撮ってきました。もちろん乗車も十分にしました。
すでに機能しない転換クロスシートや網棚の金具も魅力的なフォルムですが、貫通扉のロック金具がとってもレトロな風情を醸し出していました。湯田中信州中野の単線区間がやはり見所で、お勧めは、上条信濃竹原の区間です。カーブが多く、線路端にリンゴ畑が広がっています。
須坂の車庫では譲渡されたばかりの元東急8500が準備中でした。元営団3000の大群の中に8500が居たりして、「此処は何処?!」って一瞬思いましたよ。
まだ、あまり鉄ちゃんが居ないので、撮りに行くなら今のうちですよ。
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TITLE: ロマンスカー、長野へ
URL: http://blog.livedoor.jp/kunie/archives/29693977.html
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BLOG NAME: 厄年ぶろぐ
DATE: 08/05/2005 13:20:59
噂どおり、小田急4代目ロマンスカー10000形“HiSE”の長野電鉄移籍が正式発表された。(小田急、長電)
'87年にデビューしたHiSEは基本構造は先輩の7000形“LSE”に準じているが、客室最前部展望席確保のための2階運転席に加え小田急初のフルハイデ
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