
とりあえず一応の完成をみた
MWのDC12ですが、やることはまだあったりします。
まずは、ウェイトの増量。ロッド式のDLは、模型的にみて鋳物台枠や板台枠の機関車に比べると重量稼ぎがつらい形態だったりします。さらにMWのDC12は、キャブインテリア再現を前提にしているため、デフォルトでは意外とウェイトの量が限られます。そこを多少なりとも悪足掻きしようというわけ。
まず、ボンネット先頭側のウェイトには、さらに前後に1tの鉛板を貼り付けます。ついでにグリル側はケガキ針で縦スジを入れて、ラジエーターコアのごとく見せかけています(^^;)<写真上>
一方キャブ側には、妻板の背後に1t鉛板を2枚重ねで<写真下>。後述するDCCデコーダ取り付けの場合、トリセツでは天井裏のウェイトは付けない、とされていますが、こちとらキャブインテリア犠牲は覚悟の上なので、天井裏ウェイトもそのまま活かし、デコーダーは機関士人形の隣にのさばらせる形としました。
これで、3%勾配で牽ける客車をなんとか1輛増やす(3輛→4輛)ことができました(^^)。

お次はDCC化。まだ使ったことのなかったBEMF機能付デコーダ(
レンツLE0521)を積んでみたのですが、最初配線をアベコベにしてしまった(モーター端子に繋ぐべき橙・灰を集電ブラシに…)おかげで、みごとに1個
天に召されました(泣)。
もう1個のストックに積み直してみたら、アナログでは正しい方向に走るのに、
DCCだとなぜか逆走しよるので仕方なくCV29で後進設定にしましたが…
肝心のBEMFの効果というのは、少し走らせてみただけでは
正直ようワカランです。当面の活躍の舞台は、勾配のない
KBMCモジュールだったりするので、ある種不要不急な機能なのかもしれず…(^^;)

最後は、レビューでも指摘したサイドロッドです。機能面を考慮したとはいえ、写真上の通り、正直かなり悪目立ちするいでたち(~~;)。
ロッドの太さ(巾)自体は、測ってみると珊瑚のDC12のロッドと全く同じなのですが、珊瑚のがプレスのダレのおかげで細身に見える反面、こちらはワイアカット製?なので断面はきれいなかわりに結果的に太く見えてしまう。さらに、ギア連動を前提とした両端のバカ孔も少々大きすぎるきらいがあります。
そもそもこのバカ孔、内径にも余裕がありすぎて、回転中にロッドピンの六角ヘッドに引っかかることがしばしばあり、孔をヤットコで微妙につぶしてやる必要がありました。
見かけの点では、いちおうロッドとクランクピンを黒染めしてやるだけでも多少は落ち着くのですが、せっかくなので若干シェイプアップを試みました。
2本のロッドを重ねてハンダ付してから、外周を地道に削ってやり、再度バラして黒染めし直して装着したのが写真下の状態。一番下の写真のごとく、珊瑚のDC12と比べてあまり気にならないレベルには持っていけたかな…という気はしているのですがいかがなものでしょう?(^^;)

てなわけで、運転会デビュウ可能な体制までには持ち込みました。
本当は前後逆に付けてしまったキャブ扉も直したいところですが…扉はゴム系で別貼りにしているためさほど深刻な作業ではないものの、あとから手スリの接着に用いたACCが流れ込んで固着してしまっており、外したあとは扉部分のみとはいえ再塗装必須でマンドクセなので当分放置かも(^^;)
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/27/2005 15:27:59
走りにこだわる作業部長らしいチューニングですな。
ところでモーターはマシマのようですが、イモンミニモーターやアルモーターの大きい方と同じ径(断面)のやつですか?
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/27/2005 23:26:19
>司食鳥弟さん
おばんでやす。○○○見ましたぜ~(^^)
ところで、モーターは仰せの通りです。取付穴もいっしょですから、長さの同じアル1015へならカンタンに換装できます。正直、アナログオンリーであれば、アルやイモンミニの方がスロットルレスポンスもよくなり、それでいてスローも効くので快適な運転が楽しめます。
しかし、T誌のコッペルの記事でも触れたとおり、この手の低電流モーターは、ギア比を余程たっぷり取っている機種でない限り、デコーダーを積んだ途端アナログでは思い切りロケットスタートになってしまい興醒めなことこの上なし…(~~;)
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/27/2005 23:27:48
このコメント欄て字数制限あったんかい…てなわけで↓のつづき。
マシマの1015は、最初期のロットではかなりバラツキがひどく、異常発熱してオシャカになるものすらしばしばありましたが、ここ1~2年ほどの間に購入したMWのキットに添付の個体6~7個を比べた限りでは、わりと安定してきているという印象です。
いずれにしても、ギア比1:15前後のハイギアードな車輛の“アナログと両立のDCC化”においては、これが目下ベターチョイスだ…というのが実感です。
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/28/2005 11:28:13
うむうむ、さすが作業部長。
今度は「小型モーター雑記帖」を是非是非・・・
ところで、TOMIXのM-9(最近のキハ10やDD51、東急5000に使われているアルモーター大と同じサイズのモーター)は試してみましたか?
これはアル大やイモミニとは特性がまた違うようなので、試してみる価値があるかも。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/28/2005 14:51:46
ああ、富のやつは1個だけ試しに買いましたが回転速すぎでナロー用にはお話にならんです。スピードコンテストに出たい人向け(w
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/28/2005 16:45:04
うむうむそうすか。
DC12typeRとかDC12-GTIが作れますな(w
ではキッチンの動力装置に使われているKM1215aってモーターはどうでしょう?
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COMMENT:
AUTHOR: kondoura 近藤
EMAIL: kondo@k-do.com
DATE: 07/28/2005 17:45:48
んん!良い色!!カッコイイし・・・やっぱり欲しくなってくる・・・。
軽便モジュールで大活躍しそうですね!そういえば長者丸印の大型内燃機久しぶり?
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COMMENT:
AUTHOR: 西本
DATE: 07/28/2005 18:55:50
こんばんは、サロンでのDC12お披露目ありがとうございました。拷問にたえ、さらにウエイト加算で、あの九十九里の客車も楽勝でしょうか?わたしも2機購入しましたが、まだ手をつけてません。気持ちよくストレートに組めれば、いいのですが・・・。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/28/2005 23:49:59
>司食鳥弟さん
キッチン、確か買うには買ったもののハコもあけておらず未検証でやす…
>マスターkondoura
そうですね~F4以来かも…じつはまだC4が組立待ちだったりしますが
そういいつつも次は木曽に戻って2台目の5tをなんとかしたいです。モチロン近藤式で(^^)
>西本さん
いや~九十九里は相当手強いです…珊瑚のSR&RLコーチと互角かも?
DC12は、すでにC4や5tをモノにされてらっしゃるなら恐るるに足らずですよ。ガンバレ~(^^)/~
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/31/2005 19:57:01
せめてハコを開ける位はしてやりましょう>作業部長
それはさておき、MWの次の新製品の木曽酒井モーターカーはレビューするのでしょうか?
あっ、でも現時点では「今はまだ語るべき時ではない」か・・・
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/31/2005 23:16:32
>今はまだ
わかってるなら質問しないように(w
少なくとも私ではない、とだけ言っておくことにしましょう。
語るべきではない…といえば。http://www.hobidas.com/blog/rail/natori/archives/2005/07/40_1.html
この話を堂々としてもよい時代になったのだねえ、と。
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 08/01/2005 00:35:04
もはや当時の関係者もあの世に行かれた方が多いですからねぇ・・・(しんみり)
加藤金属=お父さんの会社
関水金属=自分の会社
・・・というのは本当なのですかね?
今なお「語るべき時ではない」ことがあるから、そう言い訳しているのか、あるいは本当にそうで、親子の関係のもつれか何かで加藤金属の台車が突然生産中止になるという不可解な事件が起こったのか・・・
その辺りはRMM9月号で書かれているのか楽しみです。
しかし、加藤=関水が下請けメーカーだったことが、「グリコのおまけ」発言に代表される16番業界全体のNゲージ蔑視の姿勢や、さらには16番デフォルトの団塊の世代以上のモデラーと、それより下のNゲージデフォルトの世代のモデラーとの対立に繋がっているのではないか?と思うのですが、どうでしょう?
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- 2005/07/27(水) 05:04:48|
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