作業部日誌V3

        

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やまちゃんの望んだ未来はいずこへ

最近ポン引き氏がアツい。
なんかもうその元気をオラに分けてくれ!と言いたくなるくらいアツい。

いや、おいらもアツいんですよ。いろいろ尻に火が点いてるって意味だけどなorz

彼の地のアツさとは例えば、ここ数日“レイアウト離れ”で盛り上がっていることについてである。おかげさまで仕事の合間の慰みにはなってますよ。おいら的にも関心事ではあるし、かといってゲージ論みたく荒れることもないだろうから(w)、その点安心して見ていられる議論だというのもあり。

で、つい魔がさして、書いとかないと忘れちまうから、とばかりに向こうのコメ欄にちょろんとしたためておいたことの詳細(ってほどでもないが)を一席。

レイアウト離れとはいうけれど、もともとレイアウトをつくるに到るモデラーがわが国ではどちらかといえばマイノリティなのは事実。それに絡んで、“レイアウトの普及”についてなにかと気にする向きは、ポン引き氏にかぎらずときおりお目にかかる。
元をたどれば、そういう方々の十中八九はTMS―もっと直裁にいえば、やま氏の啓蒙が強烈に刷り込まれているがゆえ…といって差し支えないとおもう。

まあとにかくTMSは創刊いらい、少なくともやま氏現役の頃まで、『レイアウトこそが鉄道模型の醍醐味、鉄道模型に手を染めたからにはレイアウトをつくるべき』というようなことを、折にふれて説きつづけてきたわけである。
とくにNゲージの登場に際しては、『Nはレイアウトのためのゲージであるから、車輛にいたずらに手間をかけるべきではない』という持論をタテに、N車輛の超絶的なスクラッチ作品(平石久行氏のC57とか大山宏道氏のKSKのCタンクとか)が誌上にあらわれるたび、「(読者は)真似をしなくてよい」といちいちよけいなことをいう釘を刺すのを忘れなかった。

で、鉄道模型誌はTMS以外にもあるわけだが、後発2誌にしても、初代のカシラはともにTMSを読んで育ち自らもレイアウトづくりの実績がある人で、そして自分の雑誌の上でもレイアウトに対する啓蒙は、程度の差こそあれど何かしらの形でおこなっていた。
それゆえ、ふた昔くらい前までは、紙メディアにのみ関していえば、「いつかはレイアウトをつくるべきなのです」という空気は明確に存在していた。

ところがところが。
先づは、雑誌の作り手の世代交代がやってくる。
やま氏が病に伏し、そして後発2誌のカシラも、おそらく地面モノとは縁が薄かろうとおぼしき人に代わって久しい。
さらに今はもうウェブの時代だからして、雑誌なんか読まねえやつは増える一方。
そうともなりゃ、レイアウトに関するやま氏イズムの伝播力も弱まって当然なわけでね。
レイアウト離れってもんがかりに現実なのだとすれば、そういった辺りも理由のひとつなんじゃないかと思ってみた次第で。

ただ、それに対していたずらに目くじらをたてるのもどうか、とも思う。
TMSをがっつり読んで育った一定以上の年齢のファンというのは、一見ゴリゴリの車輛工作派にしか見えないような人でも、じっさいに話をしてみると、レイアウトへの夢なり作らない言い訳なりが何かしら口をついて出てくることが多い。
そういった事象を目にすると、ある意味やま氏の啓蒙は功を奏しているともいえる。
だが、裏をかえせば「いつかはレイアウトをつくらなきゃつくらなきゃつくらなきゃ」ってな強迫観念にさいなまれ続けてる人も結構な数いるんではないか。一定以上の年齢層には。
そういう呪縛にとらわれなくなりつつある今どきの方が、個々のモデラーにとっては幸せなことなのかもしれない。結果としてこの先コレクターと車輛偏重主義者しか残らない、にしても。


…すいません。やっぱ俺そんな未来はヤです。



ところで、サマンサ氏のコメを感心しつつ読んでいるうちに、おいらは分類上明らかに“見つめる”型なのだと判明し、微妙にフクザツな気分だったり。思い起こすに、ロケハンと称してフィールドを歩いていても、たしかに観察のしかたが一極集中ロックオン!なのだ。
だからいまだにKBMCのモズールが一個も作れないんだネ!きっと(ぉ
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  1. 2008/09/09(火) 01:05:17|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

気付けば若年層のフチっぺり

同じく分類上は“見つめる”側のたろうでございます。

学校にいた11年間に地面作りはちょこっとだけやりましたが、身につくことなく今に至ってます。
どちらかというと、理想の風景を実現するためにまずは車両から…というつもりなのですが
もしかすると、車両だけでなく地面も含めた『完璧再現主義』が蔓延してしまい
おいそれとフリーランスの世界を作りにくくしてしまったような感もあります。

ところで、いろんな方のテキストを読みつつ
「オレだって若いけど“いつかはレイアウト”と思ってるよ?」なんて考えてたものの
はたと振り返れば、三十路がひたひたと迫ってました。
そりゃ高3から今年で10年、大学出てから丸4年だわなぁ…。
  1. 2008/09/09(火) 22:23:05 |
  2. URL |
  3. たろう #-
  4. [ 編集]

中年層ですが何か?

詳細乙でした。うーむなるほど。
「レイアウトの普及」に関していえば、ワタシは「既に普及して身近なモノになった」と思っているですが、雑誌の送り手の世代交代→レイアウトヤマ氏イズムの途絶は、正直気がついていなかった部分です。
いや、なんか最近の雑誌見ていてて引っかかっていたんですよ。

あと、たろうさんの「完璧再現主義」蔓延説も頷けるものがあります。
「架空私鉄」における設定地獄問題ってのもありますよね。
  1. 2008/09/10(水) 00:59:23 |
  2. URL |
  3. keuka #NUpTSsbk
  4. [ 編集]

「ポン引き」っていう人の記事は読んでないけど、久しぶりに「おっ!」と思わせる書き込み。
 TMSどっぷり世代の自分としては、やっぱり目標とする何かのひとつがレイアウトだったわけですよ。で、いいものも悪いものも含めて「これがレイアウトだ」ってやってきて、どうにか市民権も得たようだし、1ジャンルとして商売にもなってきているようなので、「世の中変わった」と感慨にふけると同時に、この表現にはなんというメーカーのどうたらという製品を買ってきます、的な車輛工作と同じ文法のアプローチが増えてきて、ちょっと違うと感じているのも事実なのです。
 まあ、そんなこんなで、あいかわらずヤル気が起きない日々なんですがね。
  1. 2008/09/10(水) 13:35:51 |
  2. URL |
  3. 元社員 #-
  4. [ 編集]

みなさま米ありがとうござります。
込みいったお返事は今宵以降にでもあらためて。
  1. 2008/09/11(木) 08:05:03 |
  2. URL |
  3. cjm #-
  4. [ 編集]

やっとお返事

>たろうさん
おひさでやす。
エントリの『一見ゴリゴリの車輛工作派にしか見えないような人でも(ry』のくだりは、べつに特定の誰かを思い浮かべながら書いたわけではないんだけど、あなたが絶好のサンプルだったね(w)。
完璧主義(設定地獄も含めて)の弊害はおいら自身が思いっきり身に沁みてます。
そして先づ車輛ありき(車輛偏重主義)な人は、車輛のための材料をかき集めることからはじまるけれど、適度に割り切りや妥協のできないタチだと、よっぽどのやる気と体力がないかぎりレイアウトをつくるまでには到らないわけで。
やま氏が“(Nゲージは)車輛は完成品ですませ、情景をつくることに注力すべき”と説いていたのは「ある程度は妥協しないと先に進まないぞ」という親ゴコロでもあったと思うのです。
いずれにしても、↑に“そんな未来はヤです”と書いたのは自戒の念も込めたつもり。

>ポン引き氏
いまの雑誌をみると、レイアウトというか、地面モノはそれなりに取り上げられているけれど、出てくる作品は、運転を目的としないジオラマや、クラブレイアウトの取材撮影、しかも細部のクローズアップのたぐいが多くて、プラン図まで載せつつ製作過程をきちんと述べたような作品は機芸社にときおりみられる程度ですしね。そらまあ、われわれみたいな(実年齢にかかわらず)'70年代以前のTMSネタで盛り上がれる(w)手合いは「何かがちがう」とか思っちゃうですよ。
ただ、撮影・印刷技術の向上で、誌上におけるビジュアルとしてのインパクトは昔とはくらべものにならない筈ですし、そもそも鉄道模型が専門誌以外のメディアに取り上げられる機会もずいぶんと増えた。“レイアウトの普及”という点にかんしていえば、この先それらを見て、どんなカテゴリの人が“釣られ”て、且つどういう趣向に走ってゆくのかがカギだと思います。
しかし、少なくとも旧来の専門誌とウェブだけを見ているかぎり、普及の傾向がはっきりと目にみえる形ではつかみきれず、一方で、レイアウトコンペの高齢化という事実だけは厳然と存在している。今回のネタの盛り上がりの根底にあるのは、そのへんに対する旧世代(俺もナw)の漠然とした不安やいらだちなのではないでしょうか。

>すえ様
まあ、人口への膾炙という意味では情景工作も車輛工作趣味なみになってきた…と。某先生よろしく“いいなやだな”になる気持ちはごもっともです。
でもやるきは出してくださいよう。
  1. 2008/09/15(月) 18:39:17 |
  2. URL |
  3. cjm #PBKNf/Mk
  4. [ 編集]

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