神岡の旧奥飛騨温泉駅前に、もと立山砂防の5t機が保存された、というニュースが流れてきた。
https://twitter.com/kamioka_funatsu/status/1283967215256010752(※リンク消滅)あそこには元々57-10-28があったはずだが?…と思いよく見ると、同じ'80年代スタイルの北重5t機なれど、別個体であるのは間違いない(57-10-28はユニック装着化改造時の名残りで端梁のディテールが他機と異なる)。
さらに検索して
解像度の高い写真をアップしている記事(※リンク消滅)を確認した結果、去年は千寿ヶ原のクラの中にいた
62-10-94が退役・譲渡されたと判ったのである。
そんなわけで、
以前上げた一覧表 をさっそく修正してみた。↓
立山砂防軌道 北陸重機製動力車一覧表(2020.7.18改訂)62-10-94の動向以外に、'00年代型5t機の備考にも若干加筆してある。

なお、冒頭でリンクを貼ったツイートをご覧いただければわかるが、そもそもは
「これのどこが(2ft時代の)神岡の機関車と同じやねん?」という文脈で盛り上がっていたもの。
そりゃまあ、“軌間2ft・L型車体で軸配置B型のローラーチェン駆動内燃機”であるところまでなら同じっちゃ同じなんですけど。ねえ。
【2020.11.20追記】★当初張ったリンク先が消滅してしまったため、まず保存を報じた新聞記事のリンクを含む別のツイートを再掲する。
https://twitter.com/uguigawa/status/1283785039948337152?s=20また、車体の番号が判読できる写真も、岐阜新聞の記事が消えたので、代わりに飛騨市の広報ページをご紹介しておく。
https://www.city.hida.gifu.jp/soshiki/47/22511.htmlしかし、保存となったこの62-10-94、2020年11月1日時点で、車体の色が紺色に塗り直されてしまったそうである。
https://twitter.com/kamioka_nishi/status/1322827053620604928?s=20
★譲渡直前まで千寿ヶ原に居たらしい?62-10-94
中日新聞 2020年7月16日 05時00分 (7月16日 11時50分更新) 配信の記事
https://www.chunichi.co.jp/article/89766?rct=gifu には、『飛騨市神岡町のレールマウンテンバイク「ガッタンゴー」の旧奥飛騨温泉口駅前に十四日、富山県の立山山腹の砂防工事現場で作業員を運ぶトロッコを引いていたディーゼル機関車がお目見えした。』とある。
すなわち、奥飛騨温泉口への搬入と公開は2020年7月14日に行われたということなのだが、実はそのわずか10日前=7月4日に自分が千寿ヶ原を訪問した際に撮った写真を見直した結果、62‐10-94はその時点でまだ千寿ヶ原の庫内に居たことが判った。

▲2020.7.4 千寿ヶ原にて。あいにく車番は写っていないが、前年に撮影した写真との比較で、赤丸にて示した手スリの錆から62-10-94と特定。
だから何だと言われればそれまでだが、62-10-94が千寿ヶ原に居るのを目撃した最後のマニアはたぶん私である(笑)。
★2021.1.31追記:
一覧表は随時改訂を行っています。最新版
は別エントリをご参照下さい。
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/07/18(土) 20:24:10|
- 立山砂防
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