作業部日誌V3

        

しろがねの鯨・カシオペア 【旧Doblogエントリ】

去る2/17~19にかけて、北海道に行ってきました。
以前よりニョーボから「列車の食堂車で食事がしてみたい」というリクエストがあったのですが、そうなると今の日本では、皆様ご存知のとおり札幌行きの寝台車に乗るしか道がないわけです(^^;
東京(上野)からの場合、『北斗星』と『カシオペア』という2つの選択肢がありますが、24系客車は過去に幾度か経験済みということもあるし、どうせなら思い切ってカシオペアに乗ろう!ということで話がまとまったのでした。

FI2350368_0E.jpg

取った部屋は一番安い普通の2人個室(カシオペアツイン)の2階。天井がやや低くて圧迫感はありますが、床面積は相応に広く、A寝台を謳うだけのことはあります。乗車の当日は上野の地平13番線に着いたときはすでに列車入線済で、旅立ちが慌しかったのがチト悔やまれますが、列車が動き出してからは、夫婦ともどもせっかくだからとシャワー室を使ったり編成端っこの電源車サロンに遠征してみたりとすっかりおノボリさん状態(w)。目的である食堂車も夕・朝とも堪能できたし、海峡を越えてからの夜明けの車窓の雪景色もまた格別。それなりに奮発した甲斐はあったと思います。

FI2350368_1E.jpg

ただ、ひととおり楽しんでおいて言うのもナンですが、カシオペアという列車は実際に乗ってみると、世間一般に抱かれているイメージと違い、決してとびぬけて“高級”“豪華”なわけではないよな…というのが率直な感想です。
まず、車内設備全般は、20系客車の誕生当時と直接比べることにムリがあるのは承知の上でいえば、“走るホテル”というよりは“走る東横イン(またはAPAでもα-1でもよい)”というノリ。何輛かごとに用意されているシャワーも、お湯が出るのが6分間の制限つきなので、気分的に慌しいことこの上なし。
あと、ツインに関しては、A寝台でありながらベッドメイキングを客が自らやらにゃイカンのがねえ…。昔583系の昼行特急で勝手に座席ヒリ出し昼寝してて車掌に怒られた(w)経験のあるような身にはそれなりに面白くもありますし、旅館で仲居さんが布団敷くため部屋に入ってくるのを煙たがる風潮もあるご時世では、むしろ客が好き勝手にできる方がサービスだともいえなくはないですが、少々複雑な気分ではあります(--;

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そこいらのブルトレとの大きく異なるのは、食堂車を中心に大勢のクルーが乗り込んで客のセワを焼いてくれることですが、我々が乗った日のアテンダントの布陣は、ルックスよりも、揺れる車内でも動じずに給仕のできそうな体格で選抜した…といわんばかり(^^;)。最初は上手い喩えが見つからなかったのですが、帰京後ある友人にディテールを説明したら「ああ、田舎の高校のソフトボール部のお姐ちゃんて感じ?」という明快な答えが返ってきました(^^;)。
フォローしておくと、みなさん愛想のいい方ばかりで、客の身としては決して不快ではなかったのですけど、“萌え”を期待して乗らない方がよいかと。もっとも、食堂車で周囲を眺めた限りでは、客層は40代以上の夫婦者が圧倒的でしたから、その辺を考慮しての人選なのかもしれませんが。

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とはいえ、札幌行き寝台列車について言い尽くされている評ですが、飛行機なら数時間で済むところを、車内で複数回食事を摂りつつわざわざ丸一日近くかけて目的地に向かうこと自体が、今となっては得がたい行為なのだなあ…というのは改めて実感させられました。
妙な喩えですけど、昔は当たり前だったクジラの肉を有難がって食べるようなものなのかも知れません。

FI2350368_4E.jpg

<写真全て2006.2.17~18 上から、ラウンジカーより望むef81の顔/カシオペアツイン内部(6号車2階室)/北海道のどこか(w)車窓/ディナーの様子/札幌駅到着後回送されるカシオペア>


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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 02/28/2006 00:40:31
自己レスですが…最後の段落の写真Cap、EF81がef81になっちゃってるのはバグです。なんとかならんのかね
え(--; <←注:doblogアップ当時>
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COMMENT:
AUTHOR: 懐煙
DATE: 02/28/2006 21:42:00
いいなあ~
実物に弱いのですが、電車、客車、新幹線と一通り食堂車で食事をしました。
齢を重ねてからは、食事よりも飲んでいました。
メニューはいつもハンバーグ(まあこれがご馳走になる歳です)
つくづく長者丸さんの奥さんのご主人思いが伝わってきます。
趣味はほどほどにと野暮なことは言いません。奥さんとの素晴しい
時間を中年おじさんにも刺激として聞かせてください。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 03/01/2006 01:30:54
>懐煙さん
ううう愚妻には勿体無いおことば…<(_ _)>
まあ、今回はちょっと特例でしたが、基本的にニョーボは行き先に温泉さえあれば行程に多少鉄分があってもわりと平気なので助かります。そのかわり、模型絡みの場所には絶対についてきませんが(^^;)

私の場合、札幌行ブルトレ以外にも食堂車が残ってた時代は貧乏旅行の真っ只中だったのでほとんど縁がなく、じつは過去の経験はガキの頃家族旅行で乗った14系さくらと、10年ほど前の100系ひかりの2回きり…今にして思えば、コーヒーかビールだけで居座る機会もなくはなかったのに、と思うと口惜しいです(^^;)
         
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  1. 2006/02/27(月) 23:15:34|
  2. 外出(鉄)

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