2月に入ってからチマチマと塗り続けていた、黒石モノ=HOn3の客車がひと区切りついたので、1年ンヶ月ぶり(…)のブログ更新ネタにしてみることにする。
D&RGWの"San Juan"。実物は1937~51年のあいだアラモサ Alamosa ~デュランゴ Durango 間に1日1往復設定されていたファースト・クラスの客車列車で、200マイルをおよそ9時間かけて走っていた。
基本編成はポスタル/バゲージ/ベスチビュール・コーチ/パーラーカーの4輛で、バゲージとコーチは客貨の量に応じて適宜増結されていた。先頭に立つ罐はKクラスのミカド、中でもハマリ役はコロラドでは少数派のスケネクタディ産・K-28。
▲塗装前&塗装後
模型は半世紀以上前―1965年製の輸出ブラス。インポーターはBalboa、ビルダーは熊田貿易。工法は清々しいまでにプレスだらけで、表面加工もスジ目や網目はエッチングを用いる一方、ポスタルやバゲージの裾のリベットは打ち出しだったりする。
ブツは以前に某髭の兄貴から「あとで台車だけ返してください!」なる条件で二束三文で興し入れしたもの。参考として撮影後に元のドロップ製台車は返却、かわりにヨク転がるBlackstoneの台車に履き替えカプラーも付けて走る状態にはすれど、気がついたら4年も経ってしまっていた。
それが、重い腰を上げて塗装に取り組むに到ったのは、ことしの元旦にU太さんが
額屋さんでユナイテッドのK-28の不動品を捕獲、それをDCCサウンド化も含めてレストアするという話になり、私に「San Juan持ってたよね?
池袋の芸術祭までに塗るでしょ?」と指令(笑)が下ったからである。
で、なんとか仕上げて目論見どおり、去る3月末の鉄道模型芸術祭のNGJブースでお披露目を果たした次第。
実際の工程その他については、この先何回かに分けてお目にかけていこう。
▲▼U太さん製作のCascade TrestleモジュールをゆくSan Juan編成。罐は客車と同世代の製品といってよいPFM-UnitedのK-28だが、モーターは棒型からコアレスに換装しDCC化済。 2017.3.26 池袋鉄道模型芸術祭にて
(2)へ続く
スポンサーサイト
- 2017/06/24(土) 23:58:00|
- 工作(模型)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2