まあ、いつかは出るのだろうという気がしてはいたが、つい先日ホントに出てしまった
鉄コレの別所線丸窓。
最近では鉄コレの箱買いをするのも躊躇うくらいにフトコロのアレな日々ではあるものの、昇圧前の別所線が青春の一頁だったと断言して憚らぬ身としては何とかピンポイントで手に入れたいものよと悶々としていたら、某方面からそれとはなしに助け舟が現れたおかげで、幸いにも無事1輛を確保できた。

で、動力を買い足し、車輪やら室内やらベンチレーターやらにチマチマと筆を差しつつ動力を組み込んで、足回りのバランスがアレなのはどうこう言ってもしゃなあいわなと思いつつもニンマリと眺めていた刹那、
うかい @ke_ukai
鉄コレの上田丸窓電車、どうも実車の印象と違う気がするのだけど、台車がデカ過ぎるのではないだろうか?
2013年5月6日 - 1:34などという疑問(釣り針)が垂れ下がってきたもので、まんまと釣られてみることにする。
足回りのバランスが云々というのは、そもそも“1/150の9mmゲージ”である以上、ただでさえ車巾の狭い上田5250はガニマタっぷりが悪目立ちして萎える、というハナシなのだが、よくよく調べてみたら鉄コレのそれは台車WBもボギーセンターも実車より長かったのだった。
まず、指定動力であるTM-19はホイールベース(WB)14mm/ボギー間60mm、150倍すると2,100mm/9,000mm。一方上田5250の実車はWBが1,981mm(6ft6in)/ボギー間8,839mm(29ft)で、1/150だと約13.2mm/約58.9mm。

5250の台車は、日車D型といってもチョット小さいやつなのである。過去の製品(シバサキ→キングス、キッチン)が、WB12mm級のトミーのベルニナ用動力を指定していたのも一理ある。
鉄コレ動力にはあいにくWB13mm級のものが無い。WBが同じってことだけならモデモの
ギフの510があるが、あの動力を切り刻んでまで鉄コレ車体にハマるよう手間をかけるのもどうか、というのが正直なところ。
で、思い出したのが、むかしキッチンの車体キットに、一寸イジった鉄コレ動力を仕込んだ
仕掛品のこと。
過去ネタの蒸し返しにはなるが、折角だからと此度の鉄コレと比べてみた。
仕掛品の方の動力は、鉄コレ用TM-02の床板を目分量で適当に切り詰めた代物で、ボギー間の寸法は実物通りなら-1mmだが、ガニマタ補正も兼ねて約3mm縮めてある。


台車枠も削って0.5mmくらい薄くした。といっても取付ボスを残しつつ軸受の出っ張りをニゲるための皿モミもしつつなので、案外面倒な作業ではあるのだが。

かような悪アガキの結果、足回りのバランスは、模型として眺める機会の多い斜め上からの角度でもまあまあ許容範囲にはなるかしら、と満足したところで7年余り寝かせてるうちに鉄コレの方が出てしまったのだからセワもない。
ところで、5250にオマケで付いてるトラス棒だが、動力を組み込む場合、これを車体なり動力なりに直に接着してはいけない。まず、上・下回りの組み付けが困難になる。しかも運転の際に直線番長化(笑)する。

動力の台車枠を外した状態で上下を組み付けてから、上回りのスソを軽くこじりつつトラス棒の取付部を潜り込ませ、そのあと台車枠を嵌める。トラス棒は完全には固定されず、車体と動力の隙間にカタカタとアソビのある状態でブラ下がる形になる。
このアソビが運転時には功を奏し、カーブの通過時もトラス棒の端が台車枠に押し出されるので、騙し騙しながらもエンドレスを走らせることが可能になるというわけ。

ただ、急カーブでの運転は要注意。走行中に写真(R177通過時)のようにトラス棒の端が台車枠の内側に入り込んでしまうことがあるので、カーブの向きが一方向だけの単純なエンドレスなら何とかなるが、Sカーブがあるとそこで確実に脱線する。
サブロク以上の車輛では、かようにトラス棒のある車種は運転(台車の首振り)のことを考えると悩ましい。軽便の場合は、上辺の窄まったアーチバーを履いてるケースが多いからあまり困らずに済んでいるが(困るとすれば小坂の客車くらいか)、Nの炭鉱モノを熱心にやっていた時分、院制式崩れの中型客車も欲しいなあと案ずるも、トラス棒の処理をどうしたものかと引っかかって真剣に手を出さずじまいなのを思い出したことであった。
今回ちょっと魔がさして、試しにツイートの加筆流用でエントリを起こしてみた。
今後も気が向いたらやるかも知れない。気が向いたら、ね。
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- 2013/05/07(火) 02:25:00|
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立て続けにレールの話題で恐縮だが、この機会に取り上げておきたいのが、12月にようやく国内入荷となった、英国・PECOの9mmナロー用“OO9”フレキシブルレールの新型、SL-404 “Narrow Gauge Mainline”である。
個人的には前から楽しみにしていた製品ということもあるが、今のところこのアイテムに関するウェブ上の日本語でのマトモな検索結果が数ヶ月前の
ポン引き氏の日記くらいしかないので、とりあえずこういう形で記録しておかないと…と思った次第で。

前のエントリで述べたレールヘッド形状に関しては概ね理想的といえるPECOフレキ。コードが高いことをさておいても、今までの経験から9mmナローで運転性能を重視する場合にはポイント含め最良の選択だと思っている。ただ、従来からあるタイプ(= SL-400)は、枕木の間隔や荒れ具合の表現が少々オーバーに過ぎる点が、日本型の軽便(林鉄の一級線含む)に用いるには少々鬱陶しいのが玉に瑕であった。
それに対し、品名のごとく“本線用”と銘打って枕木の形状・間隔を整えたバージョンがこのSL-404である。

▲上から篠原 HOn2-1/2フレキ(#60・全長500mm)/PECO-OO9 SL-404“Mainline”(#80・全長36in=914mm)/従来からのPECO-009 SL-400(同)。なおPECO-OO9線路の従来品は、“Mainline”タイプの発売に伴い、本国では“Crazy Track”と愛称が付けられた由。
既存製品との比較は上の画像の通り。
フレキの見てくれだけでいえば、日本型軽便にいちばん似合うのは篠原であろう。しかしゲージが広すぎる(カーブ敷設時のスラック確保を重視したのか、実測で9.5mmある)のと、その一方でポイントのフランジウェイが狭いことから、通過可能な車輪が限られる傾向があり、やや汎用性に欠けるきらいがある。ポイントがパイク利用前提の急カーブ“しか”ないのも不満だった。
その意味でSL-404は、篠原よりやや線が太めとはいえマトモな枕木の外観を備え、かつ線路としての造りは従来のOO9と同様だから安心して使える。
また、本国では
“Mainline”仕様のポイント(SL-E495<右>・SL-E496<左>)もすでにリリースされている。直線寸法は140mm位、分岐側の半径もR=457mmとゆったりしており、味噌汁軽便をスケール志向で楽しむのにもってこいである。
こちらもぜひ日本への早期入荷を望みたいところだ。
- 2010/12/30(木) 12:41:59|
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久々のエントリのお題は、このたび発売された
ロクハンのZゲージ用線路である。
以前からの読者の皆様にはいまさら言うまでもないが、私はあくまで6.5mmゲージによるHOナロー(以下“乙”と略)のインフラや改造素材としてZゲージ製品を捉えている。そのため、レール関連の製品に対する評価は“短軸距の小型2軸動力車”がスムースに運転できるかどうかを重要視していることを予めご了承いただきたい。
ロクハンの線路は、6.5mmゲージの国産線路としては初めてポイントをラインナップした本格的システム線路であること、“乙”のお座敷運転にも好適な小半径のカーブ(R95)も用意されていることに以前から注目していたので、発売の報を聞きさっそくサンプル的に一通り入手してみた。
じつは、最初に店頭で現物を見て気になったのは、レールヘッドの幅が異様に広いことであったが、それにまつわる話については後述する。

▲とりあえず敷いて乙の車輛どもをテストランの図。
まずは、Zでは国産初となるポイントについて触れてみたい。
見かけの印象だけなら、Nゲージを含めた先行各社の道床式とさして変わらない。トングが板材のプレス成型で、スプリングの圧着が弱く指先で触れればカチャカチャと動くのも他社道床付と同様。ただ、トングとフログが導通している純粋な選択式のため、スプリングポイントとしては使えない(分岐側から突っ込むとショートして停止)。フログは金属の一体型のため、2軸動力車でスロットルを絞っても素直に通過してくれる。

問題なのは、分岐の直線側に別のレールを繋ぐ場合は、道床の干渉する部位を
トリセツ見ながら適当に現物合せで切除しなければならないことだ。
道床幅を広くとった線路で分岐先の寸法が短いポイントの場合は当然起こる現象であり、(他スケールを含む)他社製品では、ポイント本体ないしは付属の線路の道床に最初から切れ込みが設けられているのが常である。
工作慣れした人には大した手間ではないが、製品の性格からしてそういう工作自体が不得手なユーザーも少なくない筈であり、そもそもパッと繋いでスグ遊べないのは“お座敷”用としては少々考えモノである。

最初から電動のマシンが仕込まれているのはよいが、小規模なお座敷運転にはコードが邪魔。しかし裏蓋を開けてみると自在に付け外しできる構造にはなっておらず、電動で使う気がないのなら潔くコードをチョン切るしかなさそうだ。
ポイントのコードのソケットは一見KATOのと似ているものの、独自の形状であり互換性は無い。
また、線路に電気を供給するフィーダーは発売が遅れたため当方未入手だが、これもソケットに関してはメーカーサイトの画像を見る限り独自形状のようだ。
ただ、フィーダーに関してはプラスアップ製がほぼそのまま使える(道床への挿し込みがユルいので、適当な紙片などスペーサを噛ます必要あり)。こちらはKATOと同じソケットなので、すでにKATO製の電源をお持ちであれば手間はかからない。
…とまあ、どちらかといえば文句の方が多くなってしまったけれど、Zの電動ポイントが約2,000円という手ごろな価格で一般流通が実現したのは、6.5mmゲージを楽しむファンにとって大変意義深く且つありがたいことである。
次に、最初に述べたレールヘッドの異様な広さの件に移ろう。
幅が広いこと自体は、運転の機能を確保するうえで何がしかの理由があるならむやみに謗られるべきことではないが、外観の実感味の点では気になるのも事実である。
そこでフト思い立ち、手許にあるZ・Nゲージ用の線路についてひととおりレールヘッド幅を比較してみることにした。
下がその結果である。ただしアナログなノギスによる最低0.05mm単位の実測値であることをお断りしておく。

果たして、ロクハンは9mm・6.5mmゲージ用のレールとしては最大のヘッド幅を誇り(!)、それのみならず舶来のZゲージ用レール-メルクリンミニクラブ、PECOフレキも他のN用より却って広く寸法が取られているという興味深い事実が判明した。
じつは、ロクハン線路のヘッドが広いことについては、メーカー公式サイトに
いちおう理由が説明されている。曰く、動力車のゴムタイヤのトラクション向上のためであるという。
ロクハン、ミニクラブ、PECO(Z)のレールヘッド幅は、車輛の絶対的な質量が小さく動力車のウェイトが稼げないことからゴムタイヤの効果を重視した結果…ということなのだろうか。
ただ、スムースな運転のためには、動力車のパワーに頼るだけでなく、トレーラーの転がり抵抗を低く抑えることも肝要である。そう書くと、車輛の転がりの良し悪しだけに関心が行きがちだが、車輪自体の形状やレールヘッドの形状もひじょうに重要なファクターなのだ。
レールヘッドの形については、本来微妙に丸くなっていることが理想であるが、模型用線路の大半はそうはなっていない。現に、上の表で取り上げた線路はすべてヘッドが平らであり、完全に丸いものの例としてパッと思い浮かぶのは、ライオネルのチューブラー・トラックやPECO-OO9線路の初期製品くらいである。
少なくとも、集電性についていえばヘッドは丸い方が良い(動力車の集電ブラシが、断面の丸い線材や球状の突起で車輪を擦る方式が優れているのも同様である)。
ただ、上面が平らではあっても、肩の部分に丸みがついていれば、集電はいくらかマシになるし、カーブ通過時に車輪の
フィレットが当たっても摩擦が軽減され、挙動がスムースになる。カーブを敷く際に大げさにスラックを設ける必要も少なくなる。
上の表では、ヘッドの肩形状についても大まかに3種類に分けて付記した。それを図で表した場合は以下のようになる。

この中で、Nゲージ用として圧倒的にユーザーが多いのはトミックスとKATOユニトラックであり、Zゲージに関しても国内では今後ロクハンが主流になるであろう。しかし、それらが一様にレールヘッドの肩が角張っているのはいかがなものか…と個人的には感じた。
あと、篠原のHOn2-1/2用#60は、フレキとスナップトラック(ポイント含む)ではレールが別物だということがわかる。両者は枕木の樹脂も微妙に違っており、フレキの方がレール、枕木とも曲げに対して粘りのある材質となっている。

▲左から、ロクハン/マイクロトレインズ/メルクリンミニクラブ/プリムトラック/リアルトラックス<以上6.5mm>、トミックス ファイントラック/PECO-OO9(SL-400)<以上9mm>
ついでに、そこいらのN・Z用車輪にフィレットが設けられているかどうかの一覧もお目にかけよう。なお、フィレット有(=○印)としたものも個々の製品を見比べるとみな微妙に異なるが、その部分の設計が適正であるかどうかについてはとりあえず言及しないでおく(まあ言及するだけの充分な知見もないのだけど…)。

こうやって較べてみると、集電や牽引力の点で不利なナローの小型車輛をスムーズに走らせるための理想的な線路と車輪の組み合わせは、おのずと見えてくると思う。
6.5mmゲージ用では、レール形状に関してはプラスアップ製のものが大健闘である。道床の見てくれも、設計者の無理解ゆえかトミックスのN用をそのままトレスしたと思しき枕木間隔が“乙”にはむしろ好都合(笑)でもあったり。ただしメーカーが事実上フェイドアウトしつつあり、残念ながら今後の供給は期待できない。
そうなると、基本的にはロクハンや舶来各社の製品相手にうまく付き合ってゆくしかない。
さて、だいぶ遠回りしたが、ロクハン線路のインプレッションに戻ろう。
ポイントの通過性は先に述べたとおり特段問題はない。しかし、手許のクラフト動力(WB12-6.5)5台をひととおり走らせてみたところ、新品で殆ど走らせていない1台(春先に購入したKATO3.5tキットの同梱品)を除き、微妙な集電不良に因ると思しき起動のモタつきが時々生じた。レールをクリーニング液(GOO-GONE)を染ませた棒でざっと拭いてみてもあまり改善しなかったので車輛の方を点検してみたら、おしなべて集電ブラシと車輪裏側の間に汚れが溜まっている。それをクリーニング後にリトライしたところ、さしあたり問題は改善された。
ただ、車輛側のメンテ頻度が上がるのも考えものだし、そもそもそれら4台はテスト直前までプラスアップの線路では何の問題もなく動いていたのだから、やはり“絶壁ヘッド”は多少影響しているとみてよい。
とりあえずは、ゲージ内側のレールヘッド肩をペーパー掛けして丸めてやるのが有効な自衛策だろうか?
…と疑問形にしたのは、まだ手が回らず試せていないためだが、これについてはトミックスやユニトラックでもテストしてみる価値はありそうだ。
本音を申せば、メーカーの製品が最初からそうなってくれればそれに越したことはないのだが。
- 2010/12/30(木) 12:35:33|
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というわけでまあ、模型莫迦にはすっかり暮れの風物詩になった
大宮に行ってきたのでござる。

クラフトはWB12動力の9mm版がお目見え。
きょうは限定3台というペーパー製協三特殊軽量の完成品が売りに出ていた。

アルモデルは日本粘土名目入の北重(On・HOn両方あり)という意表を突いたネタで攻めてきた。
当然?HOn版のキットを求めたが、さすがに眩暈がするほど小さい。動力はクラフトWB12(6.5mm・9mmどちらもOK)指定。

銀座軽便ブースに突如現れたエガー5号機ボディのガラット!じつは杉山模型のご主人の作品。
背後にいるのが銀座の新製品の方のガラットね。

会場を後にし、厄落としの席にて。詳細は
あららぎ先生のところでどうぞ。

じつはクラフトの特殊軽量、1台連れて帰ってきましたサーセンw
9mm版動力、動輪だけ換えるのかと思ったらなんとダイキャストが別型!

両脇のポートラムは今回の記事に特に関係ないのでスルーしていただくとして、真ん中で特殊軽量の脇に立っている木製ツリーがじつは戦利品といえば戦利品。クラシックストーリーで仁鮒の客車を買ったらオマケで戴いたもの。30秒で組める(!)レーザーカットキット。
仁鮒の方は
牧場さんの記事を教科書にがんばらんとねえ(^^;)
- 2009/12/28(月) 01:18:24|
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ひとつ前のエントリの“いさみやのプライマー”について、数日前にこんなコメント↓をいただいた。
お世話になっております、さていさみやさんのカラープライマーですが、RM MODELSの152号P63・84で使用レポート付きで紹介しております! 何かの機会にご覧いただければ幸いです。
それによりますと、最初は白がなかったんですね、後から追加になっているようです。
名前:まるはね
送信者URL:http://rail.hobidas.com/ てなわけで、じつは
RMMにも載っていたことが
中の人直々のご指摘により判明。
まるはねさん、ありがとうございます<(_ _)>
で、これ↓がその152号なのだが、

手許を調べてみたら、案の定持ってない号。そりゃまあプライマーの記事も記憶にもないわけである。
このさいだから在庫あったら買っとくかと思い、
同社代理部を見てみると、
バックナンバーのサムネイルはあるものの、
詳細頁は404になっちょる。
ちょっとヤな予感がして、amazon見に行ってみたら
このザマだよ!要するに版元品切れなのね(それにしても名鉄のパノラマカーって、雑誌が売切れになるほど廃止ブームすごかったんか?)。
かといって、これを探し歩いたり諦めて3,000円近く投下したりする余裕もないんで、俺的にはその記事の中身に関してはしばらく迷宮入りしそうなんですが。
どうしたらいいのでしょう。一方、機芸社に製品紹介が載ったのはいつか、いちばん身近な毎号購読者である家元(栗倉2掲載おめでとうございます)にお尋ねしたところ、『2008年3月号(No.778)』との由。
3月号ということは2月下旬の発売だから、〆切も含めて逆算すると、いさみやのプライマーは'08年1~2月辺りからすでに世に出ていた、ってことになるのだろうか。

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★2009.5.10追記きょう浜松町で、Myabi氏に「手許でダブってたから」とRMM152号を譲っていただいた。感謝。
内容を見ると、新製品紹介に加えて、16番のブラス蒸機/貨車(アダチD52/ワールド工芸チサ100のキット組立)に“黒”をそのまま車体色として使用した例(星野邦人氏作品)と、KATO 16番のタキ1000の下半部(台車枠・車輪・フレーム・タンク体下半)を、プラ製部分含め“グレー”で塗装した例(熊岡正之氏作品)が掲載されていた。後者の例からして、POM系樹脂相手にもそれなりに使えるようである。
- 2009/02/23(月) 07:36:51|
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先日、普段着用の靴にアナがあいちまってるorzのが判明したので、今日は仕方なく靴を買いに出かけることにした。
おいらの住んでる街は、昔っから
紳士モノ衣料を売ってる店が異様に乏しいもんで、服だの靴だのを買う場合は否応なしに電車にひと駅以上乗らなきゃいけないわけだ。いや、わけです。
正直、休みの日は
電車になんか乗りたくねえんだけど、背に腹は変えられないので、久しぶりに渋谷に行くことにする。
で、靴購入その他の所期の目的を概ね果たしたのち、せっかく渋谷まで出て来たんだからってんでそのままフラフラと田玉線に吸い込まれ、
いさみや行って黒いプライマーを買ってきたのだった。
じつは最近
『いさみや プライマー』でググッてやってくる方が時々おられる。たまたま
亀の1話のコメ欄に書いた平尾社長へのレスに引っ掛かって。
それは恐らく、'08年春頃に発売になった、いさみやロコ・ワークス オリジナルの、1液式で効き目も強力という謳い文句且つ色が白・灰・黒と3種類あるやつのことだろう。
しかし、あらためて自分で検索してみると、ウェブ上にはマトモな情報がぜんぜんない。たぶん製品画像まで載っけてるのは
兄貴んとこぐらいだが、今は
ドブ死んでるから戦うだけムダなのよね
(俺も他人事じゃねえ)。
まあそういうわけで、いい機会だからここでひとつちゃんとした情報を上げておこうじゃないの、と。

正式な品名は、いさみや
『鉄道模型用 カラープライマー』。
↑写真左から白、灰、黒、専用シンナー。
・白=明るい色や隠蔽力の弱い色を塗りたいときに。
・灰=ペーパー車体の金属パーツ使用部分にスポット的に。もちろん汎用としても。
・黒=上塗り色のトーンを落ち着けたいときに。また、床下機器や蒸機の上回りなんかは、こいつだけ塗って上塗り省略という手もアリ。といった具合に、用途によって使い分けできる。
希釈は
「必ず専用シンナーを使うように」と指定されており(つか、少なくともいさみや店頭で買うときには必ずオヤジさんにそう諭されるw)、基本的には各色ともシンナーとセットで1,000円で販売されるが、いさみや店頭ではバラ買いも可能(各500円)。
ちなみに成分表示は、プライマー自体が『合成エナメル樹脂塗料 第2石油類』、シンナーは『第1石油類 有機溶剤』。
ウェブ上にはロクに情報がないことは先に述べたが、紙メディアの上でも、製品紹介が載ったのは機芸社だけのはず(載った号持ってないからウロ覚え。つか他誌も含め毎月模型誌買ってる余裕ないのでよくわかりませんすいません)。
手許にある最新のTMS(No.788/'08年12月号)のいさみやの広告を見ると、
『塗り易い色つきプライマー ブラック、ライトグレーの2色あり 各色専用シンナー付 税込¥1,000』となって…
ちょっと、白が抜けてるよ!大丈夫かよ!それはまあいいとして(よくないんじゃないのか)、おいらは
ダの字以降これを愛用中なのだが、もっか黒を使うケースが圧倒的に多くて、そろそろ黒の残りが少なくなってきたもんで、今日わざわざ二子玉川まで足を伸ばしたのだった。
ほんとは半月くらい前にエコー行ったときに買っときゃよかったんだけど、そのあと
亀を塗る段になり“黒”のビンの中の残りを見て「あ…そろそろヤバげ」とプチ後悔。
つか、これっていさみやとエコー以外ではどこで売ってるんでしょうか。あと、プライマーとしての強度とかどうなんでしょうか。俺的には今のところ問題は感じてないけど、本格的にスクラッチテストとかしてないし。とくに効果が期待されるのはPOM樹脂製の台車だけど、最近あまりNいじってないのでそれも未検証。
てなわけで、皆様そこいらの情報をコメ欄でフォローしていただけるとありがたいのでよろしくおながいします<(_ _)>
▼おまけ1。久々に見たハチ公前の元5001な物体。
ワイパーなくなったままだよ。どうすんだよ。

▼おまけ2。やはり久々に行った渋谷ハンズの模型売場に
パーシーがいたので、すぐ使うアテはないものの研究用に保護。現物を手にとってみた第一印象は…「こんなにタイヤ薄くて大丈夫か?篠原の線路で脱輪しねえか?」 …ま、拷問その他の結果は機会があればいずれ。
ちなみに、個人的には店頭で売ってるのを初めて見た。富のトーマスシリーズって、モノがモノだけに店によっちゃ華麗にスルーされてることが多いような気がするけどどうなんだろう。

で、亀の4話はどうしたって?
やっぱ
写真見つからねえです。
なので
最終手段(って何だよ)に出るしかなくなってしまった都合上もうしばらくお待ちの程を<(_ _)>
- 2009/02/16(月) 01:24:00|
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ひさびさに完成品で散財してしまった。でも反省はしていないw
ここんとこフトコロの都合もあり、模型関係のおかいものはパーツ・素材・ジャンクに限られてたからなあ。
タマには物欲満たさないとダメだよね!(それが単なるストレス解消手段になっちゃうのもどうかとは思うが)
手前は杉山模型のベビー・クライマックス。JAMんときはお金がなくて、祭のときは瞬殺で、蒲田のショウの初日でようやくゲト。しかも最後の一台で「ちょっと調子悪いんですよ…」と仰る杉山さんに「いやまあ自分でなんとかしますから」とかなんとか言いながら売っていただいたのだった。
いいんです。残りものには福があるんです。奥のデカブツは、バックマンのBLWのアウトサイドフレーム4-4-0。
基本的にOn30はやってないので、普段はあまりマメに見ていない(すいません)
モデルスシマのサイトをたまたま覗いていたら…なんじゃこらああ!バックマンが
サンジョアン・デルレイの4-4-0(2つ下のエントリで触れた、要するにビンチドイス一党)ほとんどまんまの製品出してるじゃんかよ!きゃートシしかも17,000円よ!…とコーフンした挙句、いま手許に。
この2台の行く末ですが…ええ、もちろん
手篭めにしてやるです。
しばらくはダラダラ走らせたりバラしたりしてニヤニヤするだけの日々だと思うけど。
- 2008/11/03(月) 14:44:37|
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一つ前のエントリで土工モード、と書きましたが、今日は唐突にゲージが約5倍に拡大です(笑)。前から
はぐるまやにお願いしてあった
K-Lineの三線式Oゲージの
“亀の子”ポーターがようやく届きまして、仕事帰りにいそいそと取りに行きました。ちょうど店には私同様このアイテムにワクテカ状態だったモロさんも来ていて、店主含め3人で大盛り上がり大会、だったのはいうまでもなし(^^)。
この亀、“O scale”とは謳っているものの、実際にはどうみても1/30くらい(w)。逆にそのおかげで、少し前にたった1台だけ手に入れた
Car&Locomotive Shop製のGn2(1/19.2・G=32mm)のナベ(写真左)と並べてもあまり違和感がなく、思わず“よっしゃ!”とヒザを叩きました。

調子に乗って、ついでに同じくK-Lineから最近出た
スーパー・ストリートレールもお買い上げ。こいつは何がいいって、最小の小判型で道床外周679×426mmという、勉強机の上にも乗るサイズのエンドレスが組めること!家にはすでにライオネルの027ガラレールやMTHの道床付もあるのですが、三線式0番としては間違いなくミニマムな環境が作れることに惹かれたのでした。
走れるのはむろん小型の2軸車限定になりますが、こちとら亀や同じく
K-Lineのプリムスにナベ牽かせて遊ぼうって目論見ですから上等上等(^^)
亀には追い追い塗装などに手を入れるとして、あとはCar&~のナベをもっと増備したいところですが…お金ないですorz 早くても暮れまで待ちだなあ…(~~;)
- 2005/10/23(日) 07:39:35|
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今日は久々に街へ買い物に出た。
このところ金欠、しかも給料日一週間前なので、本当は家でジッとしていたかった(^^;)のだが、明日(というかもう今日だな)に備えてどうしても必要なものがあったのだ。
そう、明けて19日は六甲山中から里帰りした頸城の車輛がついに一般公開される、ということで仲間と百間町へ遠征予定なんである。せっかくの機会だから、久々に銀塩も回そう!と思い立ったものの、手許のフィルムのストックはとっくに期限切れで、おのずと買いなおさなイカンわけで…
夕方近くにダラダラとBXで我が家を出発、有楽町の電気ビルの地下P(週末は1時間までロハ)にクルマを突っ込み、ビックカメラの地下でPKRを2本仕入れる。思えば、銀塩機の出動は去年の2月に北勢線行って以来、カラーポジに到ってはおととしの水口以来だったりするので、露出のカン所を忘れていそうで怖い…(~~;)
そのあと他フロアを物欲をじっとガマンしつつひととおり巡回し、駐車料金発生前ギリギリでクルマを引き揚げて神保町へ。本当はイモン辺りにでも行って、ワールドの9200を仕入れたい(前から買うつもりではいたけれど、
みのるさんのインプレを見ていよいよムラムラが…^^)ところだが、そいつは給料日までガマンの子。お目当ての新製品でとりあえず財布にやさしいヤツを押さえておこうってことで、レイルラウンジでKATOから出たばかりのNのトラ45000&ワラ1をお買い上げ。そのあとはぐるまやに寄って店主とひとしきりヨタ話ののち家路についたのだった。
それにしても今日買ったKATOの貨車、Nなのに軸箱可動(!)なのには恐れ入った。やり過ぎの感はなくもないけれど、何十輛も繋げてレイアウトを走らせるような場面では真価を発揮してくれそうである。トラにアオリ戸受けが付いてくれたのも嬉しい。だが一度こういうモノを手に入れてしまうと、同じクオリティで他形式が欲しくなってしまうのが悩ましいところ。もうちょい古めのトム50000辺りとかね…(^^;)
…なんて言ってるうちに、そろそろ出撃の時間っス。もちろん帰ってきたらご報告アップしますのでお楽しみに(^^)
----------------------------------
COMMENT:
AUTHOR: みのる
DATE: 06/20/2005
20:53:20
こんばんは(^^)。
遅ればせながらブログ開業おめでとうございます。
表紙の写真にドキドキしています。枯れ具合がトレビアン~。
まさに「9200は後でも買えるが、現役の香りを残すホジ3は今しか見られない」ですネ。ご報告を楽しみにしております。
-----------
COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 06/24/2005 03:37:04
火曜日はありがとうございました。
私はダイコンにドキドキ(^^) でもXセキにウ~ム…(~~;)
栃尾も後者のようですが…ファイトぉ!
- 2005/06/19(日) 04:10:31|
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