作業部日誌V3

        

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D&RGWの花形列車 “San Juan”を塗る(3)

色に悩む

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▲今回の塗装に当たっての、主な(紙の本の)参考資料。
NARROW GAUGE PICTORIAL Vol.2(左上)は車番別の外観やレタリング位置の確認に。“SLIM GAUGE CARS”(右上)はモデラー向の図面主体の本で、インテリア配置の参考に。そして下の2冊 “Rio Grande Narrow Gauge In Color”Volume1Volume2 は実車の色調をつかむために。すべて新額堂で手に入れることができた本。


さて、どんな色を塗ろうか。
個人的に、手許のコロラド・ナローの車輛たちの年代設定は、

・入手しやすい完成品(主にBlackstone Models製品)が利用できる
・お気に入りの“Flying Rio Grande”ヘラルドの車輛が存在する
・カラー写真による実物の記録が残っている
・ただし、客車が黄色く塗られる前

といった条件を満たすものと決めているので、必然的に1930年代末~1950年代半ば頃がターゲットになるが、その時代の客車の塗装はいわゆるプルマ ン・グリーンの単色だとされる。しかしひと口にプルマン・グリーンとはいっても、実物の色調はそれこそ鉄道や車種によってピンキリであるし、そもそも自分 は、車輛にこういう“濃い緑色”の単色を塗ることは今まで意図的に避けてきた。日本型を長年やってきた身には、車輛が草木の深いシーナリーに溶け込んで目立たなくなってしまうことに対する漠然とした恐怖があるからだ。コロラド物の場合、シーナリーが岩場や荒地が多いぶん、あまり心配せずともよいとはわかっていても、その恐怖はぬぐい去れないのである。
もっとも避けたいのは、昔の近鉄や名鉄電車のような沈んだダークグリーン。いわゆるプルマン・グリーンでも、スタンダード物の鋼製ヘビーウェイト客車が褪せたときのようなくすんだ色合いも遠慮したいところだ。

ところが、以前新額堂で求めた写真集ーRio Grande Narrow Gauge In Color Volume1(Thomas A. Brunner/Morning Sun Books〔2005〕)を見返していて、ちょっと考えが変わった。
以前この本を眺めていたときは現役末期の蒸機ーC-16やC-19、K-27の“汚れ具合”ばかりに目が行っていたのだが、まさに灯台下暗しで、巻頭にはズバリSan Juanのカラーが10頁余りにわたって載せられている。写真は1950年頃のものが最も多いのだが、いずれも客車の外板が美しい艶を保っており、またその色調が、グリーンといってもやや茶色味がかった、光線の具合等によってはブドウ色のように見えなくもないものだったのだ。そしてレタリングの色もオレンジに近い色(=Dulux Gold)なのでパンチが効いている。塗装の艶も含めてこの感じが再現できれば、いくらか華やかさを演出できるのではないか?と思い到った。
むろん、古いカラー写真ゆえいくらか眉に唾をつけて考える必要はあるけれど、何せこの時代のアメリカ、原版のフィルムは十中八九コダックのカラースライドのはず。銀塩写真をやっていた頃にさんざんコダクロームに慣れ親しんだ身には、色の脳内補正は朝飯前である。
この本の写真をベースとして、ほかにウェブ上で見つけた写真( https://eriksenphoto.smugmug.com/Trains/DRGW/1940s-Original-35mm-slides/ など)も参考にしつつ、ラッカーの調合に取り掛かることにした。

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▲調合真っ最中の図。下にチラと見えるのは“Rio Grande Narrow Gauge In Color”(Vol.1)の一頁。1950年にデュランゴ駅で撮られたK-36先頭のSan Juanが写っている。

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けっきょく車体の色については、手許にあった濃緑系のラッカーの中から、マッハのトワイライトEXP用深緑色(#301)と、日光モデルの緑3号をそれぞれベースに混色に試行錯誤し、最終的には、マッハ(#301)トワイライト深緑:3+マッハ(#8)トビ色:1+MW木曽客車レッド:0.75という内容 に落ち着いた。

ここでついでに、D&RGWの客車製品の塗装例をいくつかご覧いただこう。
D&RGWの客車の色で、最初に刷り込まれたのは乗工社のリオグランデ・ミニランドの完成品の色だった。
フロッキルのコーチ・グリーンをツヤ有りにしたような色合いに、ゴールド・リーフ色のレタリング。ただ、率直にいって昔の東急や京王の電車の色を思い起こさせる色調ゆえ、アメリカ型だ!という気分にはどうも水をさされてしまう(昔の東急“グリーン車”は大好きなのだが、それとこれとは別である)。

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▲乗工社 リオグランデ・ミニランド COMBINE (メーカー塗完) ちなみに背後は塗装真っ最中のALAMOSA。


お次は、PSCの比較的最近(といっても2005年)の韓国製ブラスモデル。
色調はミニランドのものよりは濃い目ではあるが、前者も含めたこの2種は、近年の保存車ーコロラド鉄道博物館や、ナッツベリーファームあたりのものを参考にしたようにも思える。

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▲PSC(Precision Scale) D&RGW COMBINE #212 (品番17876-1) (Collect. kondoura)


いろいろ資料を漁ってきた目で見ると、車体色・レタリング色とも、Blackstoneの客車が最もイイ線をいっているのかも知れない。
ただ、材質のせいもあろうが、色の深みの点ではいまひとつ弱さを感じるところ。

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▲BLACKSTONE MODELS D&RGW HOn3 Jackson and Sharp Open Platform Passenger Coaches  304 Pullman Green(品番B350109)
俗に“Chili line客車”とも呼ばれたタイプ。(Collect. kondoura)

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いよいよ実際の塗装作業に入る。下地処理はクレンザーで水洗い・乾燥ののち、プライマー(ミッチャクロン)吹付。
床板は、上面はとりあえずトビ色、床下はトビカ・トップガード。
車体はまず外板をマスキングしてから、内装色としてトビ色を吹く。 そしてさらに車体内側をマスキングののち自家製プルマン・グリーンでの外板塗装にかかるが、希釈しただけのラッカーそのままでは上手い具合に艶が出ず、若干のリターダー・シンナーを加えた。さらに、最初調合した色が大きな面積に塗ってみると色調の印象が思っていたのと違って気に入らず、赤を継ぎ足して再調合のハメに…
そのあとは屋根にツヤ有りの黒を吹くが、側面・正面はさておき、モニタールーフのマスキングに意外と骨が折れた。
これでひとまずは塗り上がり。次はデカール貼りが控えている。

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そしてデカールにも悩む


もっとも緊張する工程であると同時に、米国型の醍醐味ともいえるのがデカールによるレタリングだ。
手許には、以前彼地からの通販で手に入れておいた、Thinfilm の “D&RGW Passenger Dulux Gold”(#HOn 104A)と、SAN JUAN DECALSの“D&RGW Passenger Car 1912-51”(#HOn3 SJD-700)の2種類がある。
まずはどちらを使うか決めるべく、塗料皿に混色した車体用のグリーンを塗っておき、その上から不要な文字で試し貼りをしてみた。Thinfilmはほとんど濃い目のオレンジ色。SAN JUANは台紙に貼られた状態だと茶色っぽく見えるが、実際に貼るとThinfilmのものよりやや明るい橙色となり、色調としてはこちらの方が実物に近い感じである。
しかし、Thinfilmは2セット買っておいたのに対し、SAN JUANは1セットだけなので、一部の文字で予備が無いため失敗したらお手上げ…という問題があったのと、色の濃いThinfilmの方が、いくらか華やかに見えそうだという目論見により、けっきょく前者を使用した。
Thinfilmのデカールは、1980年代に乗工社のリオグランデ・ミニランドや珊瑚のサンデーリバー・シリーズ用に特注品が用意されたことがあるため、個人的には馴染み深いのだが、昔の本-エリエイの“Green River Report”(1984年刊)を見ると、「印刷は美しく、膜面がやたら薄いということで信奉者があるが、実際には最も扱いにくい。(中略)多湿な日本では保存が効かない。開封後半年以内に使ってしまいたい」という、あまり芳しくない評価である。もっとも、近年のものはフィルムの品質も変わっているのか、 購入後2年ほど自室で放置したものでも、特に破れたり崩れたりもせず問題なく使えた。ただしパッケージが単なる紙の封筒なので、念を入れるならジップロック等のチャック付PE袋で保管する方がよいだろう。

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▲あらかじめ用意しておいたデカール2種。塗料皿の貼付サンプルは、上がThinfilm、下がSAN JUAN。

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▲結局使わなかったSAN JUAN DECALだが、貼付位置をガイドした懇切丁寧な説明書には助けられた。

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▲使う文字をデザインナイフで地道に切り出す。

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▲まずは微温湯に漬けて糊を充分洗い落としてから車体に水貼り。

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▲そしてデカール軟化剤を塗布。一旦乾燥後、車体のスジ目にかかる部分に地道にナイフを入れてから改めて軟化剤を滴下し、完全に溶着させる。
軟化剤は左端に見えるウォルサーズの“ソルバセット”。強力な効きがウリだが、塗料(危険物)の輸入手続煩雑化のあおりで国内の取扱店はほぼ消滅して久しい。今なら国産で代わりのきくものが何種類もあるのだろうが、慣れもあっていまだにコレ一択である。
貼付が完了したら、半ツヤのクリヤーを吹いてオーバーコート。こちらは一般的なNゲージ店で気軽に買えるGMカラーの#44を使用。

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▲実物のデッキ周りは、当時のカラー写真を見ると端梁やステップは車体色と同じであるようだが、メリハリをつける意味もあって、まとめて黒で仕上げてしまった。
塗料はタミヤアクリルの半ツヤ黒を筆塗り。もともと苦手だった水性アクリルの塗料だが、こういったマスキングが面倒かつ面積もそれほどではない部位にはなかなか有効だと実感。エナメルほど乾燥に時間を取られないのもありがたい。

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▲ パーラーカーに画龍点睛を。デッキに輝くヘッドマーク―彼地流にいえば“ドラムヘッド”は、実物は電照式なれど製品は真鍮エッチング製。そこで周囲の文字 の部分は赤を流し込んでから磨き出し、中央の山影はテキトウに手描きで再現(笑)。マーカーライトには手許で不良在庫化していたゴマ粒大の小さなMVレンズを嵌め、クリアの赤と青を差して仕上げた。



インテリアとウェザリング

デカールやマーカーライトで彩りを加えても、しょせんは暗い色の車体である。もう一押し華を添えるには、簡素でもよいからインテリアを設えて、模型の小人に対しても親切に待遇してやらねばならぬ。
座席は、以前杉山模型のブースでジャンクとして売られていた木製のものを用いることにした。おそらく何十年も前、杉山さんが輸出品を手がけられていた頃に 使ったものの残りであろう。PSCのプラ製の座席も別に求めてはあったのだが、客車の製品の時代に合わせるならこちらの方が雰囲気だ。
あとから人形を座らせるときに邪魔になる可能性もあるので、肘掛の追加工はアッサリ省略。
座席の塗装は外から見て目立てば…という安易な目論見と、日本国鉄のむかしのグリーン車座席の臙脂色の刷り込みも手伝って、エイヤッとばかり赤を塗ってし まった。もっとも、あとからシートカバーの白を差したおかげで、人形を座らせて車体をかぶせてしまうと、座席の赤はほとんど目立たないという結果に終わ る。
さらには、一度池袋でお披露目をしたあとになって、手許の本で内装のカラー写真が見つかってしまったばかりに、どのみち目立たないのは解っていながら塗り直しを敢行したのだった。

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▲座席は右側に写っているPSC製の使用は見送り、むかし杉山さんのところで手に入れた古い木製椅子に白羽の矢。

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▲“SLIM GAUGE CARS”にはお誂え向きにSan Juan用客車が一通り載っているので、それを見つつ椅子その他を並べる。床は手抜きで壁と同じトビ色を塗り、厨房の仕切壁はエコーモデルのパイプの台紙からデッチ上げ。

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▲人形は手許に“座っている裕福そうな白人”の在庫が乏しく、慌ててプライザーやバックマンの人形を買い足すもまだ追いつかずで、ドサクサでトラムウェイの日本人も動員して間に合わせた。もっとも、実際の列車の客層は、コーチの方だとインディアンやヒスパニック系の地元民、漁師、鉱山・製材の労働者なども多かった…と後でわかったので、人形の選定にはもう少し工夫の余地はあり。

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▲ところが好事魔多し…じつは内装の色に関しては、池袋の芸術祭が終わってから、Rio Grande Narrow Gauge In ColorのVol.2の方にバッチリなカラー写真が出ていることに気づいてしまった。パーラーカー、コーチとも青系統のシート・緑の絨毯・ニス塗りのウォルナットの壁に白い天井であると判り、慌てて塗りなおし中の図。

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池袋ではまったく汚さぬ状態で展示運転したが、その後、先述の内装色修正と併せてウェザリングを施した。とはいってもあくまで控え目に、ラッカーシンナーで溶いたフロッキルを用い、屋根にはエンジン・ブラック、足回りにはウェザード・ブラックを軽く吹く程度に抑えている。
フロッキルは、ソルバセットと同様の事情で今のわが国では入手難となってしまったため、普段は中身の硬化を少しでも食い止めんとビンを逆さ置きで保管しつつ後生大事に使っているところ。


最後に、各車単体の写真を。

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▲R.P.O.Baggage #119 追加のディテール工作はしない、と啖呵は切ったものの、狭幅の側扉にメイル・キャッチャーくらいは付けてやるべきだったと仕上がったあとで後悔。

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▲Baggage #163 郵便車・荷物車に貼るナンバーは、“NARROW GAUGE PICTORIAL”の写真と首っ引きになりつつ製品の指定とは別の番号を選んだ。微妙な天邪鬼の発露にすぎないが。

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▲Vestibuled Coach #327 カプラーは定石通りであればケーディーの#714だが、走行中の前後衝動を抑える目的で、編成の中間にはIMONカプラーを使っている。

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▲Parlor Buffet “ALAMOSA” 
客車たちには、いずれDCC室内灯を…だが、その前にとりあえずブラインドやカーテンを追加工してやりたいところ。

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▲客車もできたことだし、手許のWMC(Westside Model Company)-中村精密製 K-28も、色&音を何とかせにゃあ…と思う今日このごろ。

というわけで、たかが客車4輌を塗るだけの話にやたらと話が長くなってしまって恐縮ではあるが、年季の入った米国型ファンの方には当たり前でわざわざ書きたてることもない事柄でも、まだまだ初心者同然の者なりに悪戦苦闘した結果としてご笑覧いただければ幸い。
   
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テーマ:鉄道模型 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2017/07/10(月) 00:01:30|
  2. 工作(模型)
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D&RGWの花形列車 “San Juan”を塗る (2)

“San Juan”という列車

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▲D&RGWの客車の形式写真を収録した “NARROW GAUGE PICTORIAL” Vol.II。その表裏のカバーを飾る写真の列車が、まさしくお題の“San Juan”である。

San Juan(サンファン)という言葉はそもそも“聖ヨハネ”のスペイン語表記であり、スペイン語圏や北米の旧スペイン領の随所で地名にもなっている。
個人的には聖ヨハネ由来のナニカといえば、むしろブラジルのサン・ジョアン・デル・レイ Sao Joao del-Rei(→ けむりプロ『ビンチドイスとその仲間たち』を見よ)の方が先に思い浮かぶ体たらくであるが、それはさておき、列車の名前自体は、主に D&RGW(Denver and Rio Grande Western R.R.)の3ftゲージ路線によって成り立つ“コロラド・ナローゲージ・サークル”の内側一帯に屹立するサンファン山脈(San Juan Mountains)にちなんだものである。
Alamosa と Durangoを結ぶネームド・トレインは1881年に運行が開始され、当初は“コロラド&ニューメキシコエクスプレス”(Colorado and New Mexico Express) を名乗っていたが、1937年に名前をSan Juanに改めた。D&RGWのネームド・トレインは他に“Silverton”(Durango デュランゴ~ Silverton シルバートン間)、“Shavano”(Salida サリダ~Gunnison ガニソン間)があったが、いずれも先に姿を消し、San Juanのみが1951年まで生き永らえた。

Sun Juanは、座席車が日本型で喩えれば“特ロ”とビュフェ付のパーラーカーのみ、という列車であった。日本の軽便に慣れ親しんだ身には、やはりナローながらにして“豪華”列車というあたりに色目を遣わずにはいられない。
なお、本邦では『サンファン“急行”』と称されることが多いが、彼地の或る書物(*1)にはこんな趣旨の記述がある。
「時折この列車のことを“San Juan Express”と記す物書きがいるが、そんな列車はいない。“San Juan”という誇り高き列車なら存在した」
「1947年、San Juanが10周年を迎えたとき、Holiday Magazineが出版した“Narrow Gauge Holiday”で、著者のLucius Beebe(*2)は正しくSan Juanという名前を使ってくれた」

じっさい、現役当時のタイムテーブルを見ると、停車駅に関してはほぼ各駅に近く、あまりスピードを売りにしている気配もない。スイスのメーターゲージの“氷河急行”のような性格の列車を想像すればよいのだろうか。
それにしても、豪華列車=急行ないし特急のはず…という思い込みは洋の東西を問わずあるようだ。
*1:John B.Norwood “Rio Grande Narrow Gauge” (Heimburger House Publishing) Chapter 14 “The Sun Juan”より
*2:Lucius Beebeは、“NARROW GAUGE IN THE ROCKIES”の著者のひとりでもあった。

基本的な編成は、機関車の次位より
 Baggage-Mail(R.P.O.〔=U.S.Railway Post Office〕Baggageとも)=郵便車
 Baggage=(通常の)荷物車
 Vestibuled Coach=密閉デッキ式客車
 Parlor Buffet
の4輛。BaggageとCoachが客貨の量に合わせて適宜増結されるかたちだが、概して編成における荷物車の比率が高く、7~8輛の編成でうち5輛が郵便車+荷物車というケースも見られた。
ベスティビュール・コーチの車番はNo.272,310,312,323~327。インテリアは、車内中央にソファ2基、そして両端には2+1列のファブリック張のクロスシート。
パーラーカーはビュフェ(厨房)付きのタイプである “ALAMOSA” “CHAMA” “DURANGO”の3輛。各々窓配置等は微妙に異なるが、片側オープンデッキの車体を持ち、車内には10脚の回転式パーソナル・チェア、4人掛けのダイニング・テーブル、そして厨房を備えていた。
これらのベスティビュール・コーチとパーラーカーは、いずれも1880年代製の在来の客車を1937年にSan Juan用にリビルトしたものである。
牽引機は主にK-28が充てられた。ただし10輛いたK-28のうち、1942年に7輛がアラスカのホワイト・パス&ユーコン(White Pass&Yukon R.R.)に供出された後は、より大型のミカド・K-36の出番が増えたようである。



Balboaの D&RGW Passenger Train 4-car set

つぎに、模型製品の氏素性について触れてみよう。
“San Juan”を模型化したこのHOn3の客車4輛セットは、日本製の北米向け輸出製品で、ものの本(*3)によれば1965年の製品。
日本での製造元請けは熊田貿易(現・クマタ貿易)。同社は創業当初は輸出仲介専門であったが、1963年より自社工場でも製造を始めている。ただ、この製 品が自社製なのか他社委託(当初の主な依頼先はつぼみ堂、鉄道模型社、G.O.モデルなど)なのかは調べ切れていないので、ご存知の方がいらしたらぜひご教示を…
米国での発売元・“Balboa Scale Models”は、1960年代中盤から1970年代前半にかけて活動していたインポーター。HOのスタンダードではSouthern PacificやSanta Feの機関車が多いが、3ftナローも数多く手がけており、HOn3ではカツミ製のC-19、K-36、Class A-2シェイ、水野製のC&S#74、T-12、DSP&Pメイスンボギー、熊田製のC-21、RGSグース(No.2及びウェインバス・ボディの3トラック)などを出している。なお、ビルダーに関しては、カツミ以外はカタログや製品のパッケージには名前が明記されていなかった。
*3:The Art of Brass in model railroading Volume I(熊田晴一/プレス・アイゼンバーン〔1982〕)/BRASS MODEL TRAINS Price & Data Guide Volume II(Brass Guide,inc/Publishing Partners International〔2009〕)

製品が想定している車番は以下の通り。
 Postal: No.66
 Baggage: No.168
 Coach:(不特定)
 Parlor Car: ALAMOSA

Balboaの1966年版カタログにおける現地価格は$49.95。1ドル=360円、日本の大卒男子初任給が24,000円、天賞堂の10系客車の完成品(もちろんブラス)1輛が1,700円前後…という時代の話である。
製品はとことん真鍮プレス主体の構成。時代ゆえにプレスの仕上がりのダルさは否めないし、モニタールーフ側面の配置も意外とイイカゲンだったりするが、やはり当時の国内向けの日本型製品とくらべれば、ひと手間よけいにかけている印象。
側窓枠は一枚一枚嵌め込み。木造車体のスジ目やモニタールーフの通風孔などはエッチングによる表面処理だが、荷物車のスソのリベットは打ち出し。台車もドロップ製ながら一見ロストと見紛う彫りの深さを見せる。
同じセットは、'75年に同じ熊田の製造で、別のインポーター・N.J.International社(N.J. Custom Brass)より再発されている。そちらはモニタールーフ側面の配置はおおむね実物に即するよう改められ、床下等のディテールにはロストパーツも多用され ている。

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▲加工・塗装前の状態。床下はチャンネル材を用いて最低限の梁は再現。機器類は挽物のエアタンク、ブレーキシリンダと、プレス抜の板をハンダ付で箱組みした蓄電池箱のみ。



いよいよ下準備

この模型はそもそも“台車だけ返却する”という条件で譲ってもらった代物なので、預かった直後に台車はBlackstone Modelsのもの(品番:B370107 5' 0" Passenger Trucks, Pair, Pullman Green)に履き替えた。ただ、元の台車とはボルスタ高が異なるため、適当なワッシャ等を用意して調整の必要があった。
塗装をするに当たっては、まずワイヤブラシやモーターツールに咥えたブリッスル・ディスクで酸化皮膜を落とす。
歪みが目につくところも多いので、ヤットコ片手に車体のスソ、扉、手スリ、ステップなどはひととおり修正したものの、さすがにモニタールーフの垂直が出ていない辺りは手に負えないので潔くあきらめた。
あきらめたといえば、ディテールの追加も然り。困ったことに(笑)コロラド・ナローは掘れば掘るほど資料が湧いてくる世界なのだが、古い製品ゆえ変に手を加えると年増の厚化粧になりかねないから、とにかく池袋までに色を塗る!ことを第一に進めることにした。
で、このあとはいよいよ塗装に移るわけだが、塗る“色”のことでアッサリと暗礁に乗り上げるのだった。

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▲一通り磨いてみると歪みも目立つので、このあと地道に修正。9mmナローとしては割と大柄な“ダックス”と並べてもこれだけデカブツなのである。

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▲側窓は、プレスでサイドを折り曲げた窓枠を一枚一枚嵌め込んである。写真は、下地仕上げ中に中央の窓枠1枚がハンダが取れて浮いてしまったもので、このあと慌ててハンダを流し直す羽目に。
   
(1)へもどる(3)へつづく

  1. 2017/07/04(火) 04:47:00|
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D&RGWの花形列車 “San Juan”を塗る(1)

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2月に入ってからチマチマと塗り続けていた、黒石モノ=HOn3の客車がひと区切りついたので、1年ンヶ月ぶり(…)のブログ更新ネタにしてみることにする。
D&RGWの"San Juan"。実物は1937~51年のあいだアラモサ Alamosa ~デュランゴ Durango 間に1日1往復設定されていたファースト・クラスの客車列車で、200マイルをおよそ9時間かけて走っていた。 基本編成はポスタル/バゲージ/ベスチビュール・コーチ/パーラーカーの4輛で、バゲージとコーチは客貨の量に応じて適宜増結されていた。先頭に立つ罐はKクラスのミカド、中でもハマリ役はコロラドでは少数派のスケネクタディ産・K-28。

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▲塗装前&塗装後

模型は半世紀以上前―1965年製の輸出ブラス。インポーターはBalboa、ビルダーは熊田貿易。工法は清々しいまでにプレスだらけで、表面加工もスジ目や網目はエッチングを用いる一方、ポスタルやバゲージの裾のリベットは打ち出しだったりする。
ブツは以前に某髭の兄貴から「あとで台車だけ返してください!」なる条件で二束三文で興し入れしたもの。参考として撮影後に元のドロップ製台車は返却、かわりにヨク転がるBlackstoneの台車に履き替えカプラーも付けて走る状態にはすれど、気がついたら4年も経ってしまっていた。

それが、重い腰を上げて塗装に取り組むに到ったのは、ことしの元旦にU太さんが額屋さんでユナイテッドのK-28の不動品を捕獲、それをDCCサウンド化も含めてレストアするという話になり、私に「San Juan持ってたよね?池袋の芸術祭までに塗るでしょ?」と指令(笑)が下ったからである。
で、なんとか仕上げて目論見どおり、去る3月末の鉄道模型芸術祭のNGJブースでお披露目を果たした次第。
実際の工程その他については、この先何回かに分けてお目にかけていこう。

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▲▼U太さん製作のCascade TrestleモジュールをゆくSan Juan編成。罐は客車と同世代の製品といってよいPFM-UnitedのK-28だが、モーターは棒型からコアレスに換装しDCC化済。 2017.3.26 池袋鉄道模型芸術祭にて

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(2)へ続く
  
  1. 2017/06/24(土) 23:58:00|
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DACHS “2014” できました

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去年10月に電撃?発売され、ひと月も経たぬうちに完売となった珊瑚模型店の“復活”ダックス。
そのうちのサドルタンクを、ようやく完成といえる状態に持ち込んだ。
最初は素組み(といってもトリセツを無視して進めねばならぬ箇所は多々^^;)で仕上げたが、折角だからと手前で拵えたパーツもあとから突っ込んでみた次第。


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ところでこのダックス、先日の或る会合でゆうえんさんが12mmで製作中の7000とご対面の機会に恵まれた。
7000といえば、初めて日本の土を踏んだBLWであると同時に“the DACHS STORY”の連載初回にも姿を見せたダックスとは縁浅からぬ機種であるが、実際に並べてみると、ゲージ以外はほぼ同クラスの兄弟分であることを実感。「ミニトレインズ(F&Cセット)のを12mmに改軌しただけ」と仰る背後の客車との違和感のなさも、7000の“軽便”ぶりの証左であろう。
  
  1. 2015/03/04(水) 02:39:07|
  2. 工作(模型)
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2013年のアリバイ報告(模型編)

お出かけアリバイ報告に引き続き“去年ナニを作ったか”のお題を。
モズール1台が含まれるぶん例年よりはマシなのかもしれんが、遅々として進まぬのは相変わらずで…



●Blackstone Models  D&RGW K-27 #464 (HOn3)

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▲before ▼after
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スグ走らせて遊べるK-27が欲しくなり、クラブ仲間から譲っていただいたものに一通り汚しを入れた。
初期ロット特有の持病の癪(デコーダの癖か?)でときどき動かなくなるのが玉にキズ。



●Metropolitan-杉山製作所  RGS Galloping Goose No.5(Wayne-Bus/Passenger body)(左)
●Balboa  RGS Galloping Goose No.2(右)
(ともにHOn3)

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2台ともメリケンより里帰りの物件。動力のリパワリング・DCC化と軽修繕を施し第一線デビュウ。
ただし5番はサウンド化、2番は集電性の改善が今後の課題。



●珊瑚 ダックスII (HOn2-1/2)

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あるブログ読者の方からお譲りいただいた仕掛品を、例の記事のために純潔素組み&生地仕上げ。
近々珊瑚店頭に参上予定。



●DMCモジュール ある土木工事の風景(仮称) (On2・G=12.7mm)

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壇蜜部…もといDMCに巻き込まれた(笑)関係で久々に地面物を手がけることに。
突貫工事で祭に間に合わせはしたが、なんせ周りが手練すぎるもので正に末席汚しのオソマツ状態だったorz
情景じたいは昭和30年代以前の本邦の河川工事のイメージなのだが、カマと重機のおかげでやや国籍不明に。

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機関車はグラント・ラインのプリムスで、16年越しの仕掛品をようやく塗装仕上げ、連なる木製トロも同じく16年落ちの旧作
重機はEMD製のビサイラス・イリー 22-B(1/50)。
車輛や重機にこびり付いた泥は、砥の粉を混ぜ込んだ水性アクリル塗料による表現。

trim13-10-06_053.jpg 去年の軽便祭当日の様子。なんか浮いてて本当にすいません。
  



そして新たに加わった仕掛品ども…他にもイロイロで首が回りませんががんばります。がんばりますよ。
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  1. 2014/01/04(土) 03:04:00|
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さあて恥さらしな前年実績発表のお時間です

なんやかんやで気がつけばブログ無更新8ヶ月弱の新記録を打ち立ててしまい。
といいつつもたぶん反省はしていないワタシですが、皆様今年も宜しくお願い致します。

で、年末年始のお約束といえば、今年(去年)の工作の成果ということになるのだが、暮れに大宮で会った牧場さんから
「今年何を作ったかって(ブログに)書くのやめない?俺、完成したのって人形しかないし…」と。
そうっスよね!俺もなにも作ってねえし!なんて言ってたのだが…
しっかり書いてんじゃないすか!

とまあ退路を絶たれてしまったので仕方なく恥をしのんで昨年の実績をうpしてみるなど。


■車輛


↓これ1輛だけです本当にすいません。


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中坊の頃から手許にあった珊瑚の沼尻DC12(初代)のジャンクをレストアしたもの。
足廻りにはライフライク(アリイ)のBLWサドルを利用、デジトラDZ125搭載でDCC化。
ヘッドライトをMW製にしたのとボンネット上の点検蓋を別貼りにした以外ディテール追加は一切無し、足廻りにしても、珊瑚の店頭で現行品の動力だけが普通に手に入る(そのストックも以前から手許にある)にも関わらずわざわざNゲージ用の下回りを用いたのにはそれなりの理由っつうか目論見があるのだが、話すと長くなるからやめとく。
それにしても、手スリなんかなくても端梁のトラ塗りとレタリング入れてやると結構サマになるもんだねウフフ、なあんて自分では思っていたのにですよ。この出来で『トラ塗り大失敗』とか言われちゃった日にゃあアテクシどうすればいいのかしら?!とコウベを垂らしまくった年の瀬かな。

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▲一番左の茶色いのがレストア前の姿。マトモに走らずモーター抜きのダミーとして四半世紀以上(!)無聊をかこっていた。
ちなみに、一番右のすばらしい出来のMWDC12は牧場さん作。

まあ泣いても笑っても去年の完成車はこれ1輛っきり、なわけでありorz
他に某プロジェクトとか某記念品とかの撮影用生地完成はいくつかものしてはいるが、厳密に個人的な作品とは言いがたいのでカツアイする。


■地面


車輛は1輛しかないかわりに、地面ものを一つ作った。しかも4年ぶりですよ奥さん!(何のジマンにもならん)
とはいえ手前の畑が未成であるなど完成度としては80%位なのでアレなんだが一応ご紹介。

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KBMCの新プロジェクト・『シモデン』用のモジュール。パネルは倶楽部で一括特注した内の840×280mmサイズを使用。
おれたちの心象軽便電車王国“下北南部電鉄”の設定上の地であるところの青森は三本木台地の防風林を背後にした築堤、などともっともらしい説明はつくものの、実のところは自分の手許に撮影用の土手が一台欲しいという極めて不純な動機に加え、迫り来る〆切という燃料投下を喰らいながらようやく形をなしたシロモノ。
しかし4年も作ってないと必要な草木の材料を自室から掘り出すのに1日ツブレるわ木工ボンドの薄め方は間違えるはとロクなことがない。いずれにしても次のお披露目の機会(祭?)までにブラッシュアップは必至。

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▲さっそく家ではシモデンと何の関係もない(w)車輛の撮影台と化していたり。


今年の予定?…色々ありすぎてもうどうにでもなれだが、少なくとも↓のシモデン用デカブツはどげんかせんとイカん。
いやもちろん他のモロモロもがんばりますね。よろしくお願いいたします。

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  1. 2011/01/02(日) 02:24:58|
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クラフトWB12-6.5動力のインプレッション(2)・配線加工編

クラフト動力の第2回は、“配線”をお題に一席。
端的にいって、この製品の配線は(配線大キライ人間な俺基準では)ちょっとクセ者だ。まず、モーターとブラシを繋いでいるのがひじょうに細いエナメル線(※最近はポリウレタン線とも言うんですね。“ビニール袋”と“PE袋”の関係みたいなもんか)のため、デリケートな扱いが必要とされる。さらに、集電ブラシの構造も独特であることから、うっかり銅線を切ってしまったり、あるいはデコーダ搭載などの手を加える場合には、相応のコツというか工夫が必要になってくるのだった。

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▲じつは初回出荷ロットは組立ミスで配線が逆になっている。写真左側の個体のように、モーターのエンドベルの白丸マークが“右上”ではなく“左下”になっていたら、残念ながら修正が必要だ。
アナログ使用前提で配線を直す際は、エナメル線をモーター端子根元でカットのうえ、逆につなぎ替えてハンダ付する。
律儀にやるなら、右側個体のようにモーターも天地逆に付け替え、白丸印が右上にくるようにする。

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▲モーターを外す必要がある場合、モーター固定のネジを外したあとエナメル線を千切らないように注意。フレーム本体相手に清掃や加工などの作業をするときは、フレームに取り付けられている集電ブラシも一緒に注意深く外すようにする。
集電ブラシは、プレス加工した燐青銅板に絶縁体となる熱収縮チューブを被せたもの。表面が滑りにくい材質のチューブを用いることにより、フレーム側面の窪みに嵌め込むだけで固定されるようになっている。そのため、外す際は先の細い工具で軽くこじるようにしてやる。

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▲集電ブラシ側の線が千切れてしまったり、あるいはデコーダ取付などのために配線自体をやり直す場合は、リード線の先をブラシの車輪裏に当たる部分を避けつつ、黒いチューブも溶かさないように手早くハンダ付すること。

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▲とはいっても(おいらのように)配線慣れしていない人間には厳しい作業であり…運悪く黒いチューブを溶かしてしまった場合は、全部剥いでしまってやり直した方がいい。元通りにするには、φ1.0の熱収縮チューブで、表面がツヤ消しのタイプが用意できればベスト。
絶縁テープ等で代用しても構わないが、あとでそのままフレームに嵌めただけでは走行中にズレてきて外れそうになったりすることもあり、接着剤も併用して固定する必要が出てくる。


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▲さて、ついでにDCCデコーダ搭載の場合の、アナログ/デジタル両方で“正しい”方向に走らせるための配線もご紹介しておこう(クリックで拡大)。CV値はデジトラックスDZ125・レンツ シルバーミニの場合(※進行方向書き換えのCV値はデコーダによって異なるので、各々の説明書を参照のこと。また、デジトラDZ123はCV29を書き換えると死亡するロットがあるので要注意)


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▲デコーダ(DZ125)を実際に装着してみた状態。
上:ワールド 立山砂防酒井5t。L型機のキャブに納める場合のもっとも妥当な引き回し方はこんな感じか。
下:MW植田加藤は、目論見通りボンネット内に納めた。ただ、幅がギリギリのためシュリンクは剥いてある。


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▲さいごに、昨年12月の大宮でお目見えした9mmゲージ版をお目にかけよう(左)。うれしいことにリード線が被覆付のものに改良されている。今後の出荷分は6.5mm版も含めこの仕様に変更されるようだ。

※このエントリは2009.11.18アップ分に全面的加筆をしています。
     
  1. 2010/01/18(月) 00:14:01|
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運材者・伐採者・そして…

ポン引き氏のツイッターで既報のとおり、『運材者』に、このたび弟分がお目見えした。
その名も『伐採者』。産みの親は、このところトランクパイク&ちびマッキーンアトラスN改のシェイにと立て続けに良作をカッ飛ばしてノリノリのたむちん氏である。

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16番のコンプレッサーや杉山のドロップ製台枠パーツで武装し、しかも右手のチェンソー?も動くですのよ。すげー。





だもんでおいらも魔がさして3匹目を。
コンセプトは「やっぱ3台目はキャタピラ付でないとあかんやろ」の一点のみw

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…しかし、件の河馬頭を載せただけではや○らか戦車にしか見えないので、先行2機に倣いレアなパーツも注ぎ込みつつ武装してみた結果こんなことに。↓

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某運材者の作者に写真を見せたら「金かけすぎw」と突っ込まれる。しかし、坂本衛さんの“プアモデラー”の伝でいけば、かかった金は足回りに使ったトミカの小松のユンボ(秋淀で260円)だけですが何か。

ちなみに、この3匹目には『集材者』と名づけたのだが、果たしてこいつがドンキーなのかスキッダなのか作者にもよくわかりませんすいません。
(ていうかこんなことしてないでクラフト動力の話の続きも早く書かないとです。本当にすいません)

  1. 2009/12/05(土) 13:38:07|
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クラフトWB12-6.5動力のインプレッション(1)・首実検編

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先の軽便鉄道模型祭で発売がアナウンスされていた、6.5mmゲージファン待望のクラフトWB12-6.5動力が、ようやくデリバリー開始となった。
そこで、この機会にインプレッションや“乙”への利用法などをつらつらとご紹介してみたい。

この動力は、さしあたり先の祭の記念キット『北陸重機タイプモーターカー』との組み合わせがベストだが、それ以外にどんな車種に使えるかというサンプルとして、作りかけのHOナローの小型内燃機に仮組みしてみた例をお目にかける。
動力のホイールベースは12㎜のため、1/87スケールであれば実車のWBが1,000㎜前後のプロトタイプ(5tクラスの機関車が多い)に適している。既存製品でズバリ適合するのは乗工社/イモンの『加藤5屯DL』やエンドウの立山砂防酒井5t辺りだが、外側台枠の機種であれば、±1mm程度のズレは目を瞑って利用できる。


●モデルワーゲン 加藤3t


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現時点ですぐに入手可能な製品の中でもっとも適しているのは、モデルワーゲンの『利根河原のKATO』『植田建設のKATO』だろう。
製品は3t機としてはややオーバースケールで、実質5tクラスの寸法となっているが、この動力を使ううえでは好都合な点もいくつか出てくる。
画像のように、スパーギア側を前にすると、ほぼ無加工での装着が可能。キットが全開仕様のため、エンジンフードは自作しなければならないが、キャブ内のフルインテリア再現が可能となる。
また、画像のごとくボンネット天板とモーターの上面の間に結構な空間があり、なおかつボンネットがやや幅広なのが幸いして、ボンネット内にはマイクロタイプのデコーダ(デジトラックスDZ125やレンツシルバーミニ/ゴールドミニ等)を何とか収めることが可能。そのため、DCC化とキャブインテリア再現の両立もOKであるのがミソだ。


●モデルワーゲン 助六の酒井5t


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MWの定番製品である『助六の酒井5t』シリーズだが、酒井の鋳物台枠(A型)5t機は木曽をはじめとする林鉄用(=2ft6in)がメインで、あまり2ftの実車例を聞かない。そのため、実車準拠の利用方法として考えられるのはこんなプロトタイプや、いずれMWから出るかもしれない?プリムスFL1の“乙”化といった辺りだろうか。
画像のとおり、ボンネット半開仕様ならモーターは完全に隠れる。キャブ内にはギア廻りが多少出っ張るが、それでもかなり空間に余裕があるため、デコーダや人形の搭載も楽に行える。
ただ、動力側の取付ステーが床板より上に出っ張るかたちになるため、エンジンの装着も考慮すると取付方法には多少の工夫が必要。


●ワールド工芸 立山砂防 酒井5t


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ワールドの立山砂防 酒井5t(C19)は、全体としてはほぼ忠実に1/87スケールで再現されているものの、動力装置の関係でWBが長く(スケールで10.9mmのところ13.5mm)、かつ軸受位置が後方にオフセットされているという難点があった。しかしクラフト動力を用いれば、軸受をほぼ正確な位置に直してやることができ、乙化のみならず、出来栄えの印象もグッと向上させることができる。
なお、取付に際しては、前側の床板に新たに孔アケ+タップ立てのうえ、高さの調整のためt1.0のワッシャを噛ませている。


…とまあ以上のように、既存製品にもいろいろ応用がきくものだとご理解いただければ幸い。
動力の使用インプレやデコーダ装着などのTipsはまた追って。

※このエントリは2009.10.27アップ分に全面的加筆をしています。
       
  1. 2009/11/09(月) 01:45:00|
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ウチの1号機ものがたり【3】

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▲ 今回復元した亀の子の足廻り(=『パワーユニット』)の塗装前の状態。もともとはフレームがキドマイティ仕様となりギア歯数も変更された1989年以降の改良再生産バージョンだが、復元機ということで、初期製品のステーがドロップ製のシリンダブロックとダイキャスト製の動輪押さえ板に交換し、モーターもあえてキャラメル型を装着した。


「すっきりと繊細で美しいボディーにレーシングカーなみの走り」
「チャーミングだけどペーパーウエイトにしかならない」


―このフレーズは、団栗さんのウェブサイトから引用させていただいたものだが、乗工社のキャラメルモーター搭載時代のPUシリーズの特質をじつに的確に言いあらわしている。

ミニランドシリーズも含めた、ポン引き氏言うところの“氷河期前”のJ社製品は、実車を忠実にスケールダウンした車輛がほとんど皆無といってよく、いずれも乗工社流とでもいうべきフィルタリングを経た独特のデザインにまとめ上げられている。
下廻りを中心としたパーツの共通化を織り込みつつ大胆にデフォルメを施しているが、線がシャープで決してオモチャっぽくはないし、実物特有の泥くささを絶妙にそぎ落としつつも、実車を特徴づけるポイントはしっかり押さえられている。そして何よりかわいい。30年前から“かわいいは正義”であると解っていたわけだ、倉持さんは(何かちがうような)。
いずれにしても、そのデザインの佳さに惹かれてHOナロー入門の扉を叩いた方も少なからぬことは想像に難くない。

しかし、その一方で“走り”の点では、かねてより随所で言われているように、決してほめられたものではなかった。
その原因はまず、低トルクでピーキーな上すぐに発熱してヘタレる、その名前とは裏腹にちっともスイーツ(笑)じゃないマブチのキャラメル型モーターに負うところが多い。

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▲我が家のキャラメルジャンクの山。確か左の方の4個くらいを亀の子一台で使い潰したように記憶している(クリックで拡大)。


減速比をたっぷり取ったボギー気動車の類や13tシェイ辺りはまだ良かったが、PUシリーズの場合、安定性の点で不利なモーター縦置きのレイアウト+高ギア比がネックとなる。
ギアの噛み合わせも固めで、キャラメルのトルクでは空回しをしてとことん慣らしをしないとスムースに回ってくれない。ところが材質がウォームも含めすべて同じ(真鍮)なのが災いし、モーターの取付角度が微妙に狂っているだけで、慣らしすぎor走らせすぎると第2動輪のギアとウォームがあっという間に磨耗する(後年、キドモーター仕様化と前後してギアは歯数が13枚から12枚に変更、材質も何度か変更されている)。
さらに、扱い方によってはプラ製フレームの材質がABS樹脂であることの弱点が完膚なきまでに露呈した。
鉄道模型の動力部分にプラスチック部品を用いる場合、その材質は、多くのNゲージの量産完成品にみられるようにポリアセタール樹脂(POM)であることが大半である。
POMは強度、弾性率、耐衝撃性、摺動特性に優れるため、フレームやギアに好適だが、一方、接着剤がマトモに効かず、エッジの立ったシャープな成型にも不向きという特徴を併せもつ。
おそらく、PUのフレームにABS樹脂を採用したのは、エンドビームや集電ブラシなどの接着加工や細密なM1.4ネジによるビス留めを多用する設計にPOMの特性が合わないことが理由のひとつであろう。ただ、そのおかげで、本来動力に求められる“耐久性”についてアキレス腱を抱えることになってしまった。

まず、モーター固定のための爪。ABSが弾性というか柔軟性に欠けるため、モーターの着脱を繰り返したり、あるいは最初の装着時であっても力のかけ方をしくじると、爪がいとも簡単に折れてしまう。
そして、フレームに切られた雌ネジのうち、動輪押さえ板や上・下廻りの固定に用いる部位が、メンテナンスのために繰り返し着脱をしていると、あっという間にネジ孔がバカになる。
さらに、耐薬品性にも劣るため、調子が悪いからといって浸透性の高い潤滑油をくれすぎると樹脂が劣化してクラックが入る。
結局、そうなってしまったら、基本的にはフレームを丸ごと交換してしまうしか手はないのである。

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▲キャラメル時代の乗工社『パワーユニット』の組立説明書(クリックで拡大)

しかし、そのフレームもPUシリーズ発売からしばらくは、原則として単品での分売はされていなかった【※】はずだ。'81年当時の『製品案内』を見ても、PU関係の分売は、コンプリートキット状態の『パワーユニット』以外は集電ブラシとオプションのフランジレス中間動輪だけで、フレームのみの単品分売がおおっぴらに行われるようになったのは、フレームがキドマイティ仕様に改良されてから―それも恐らくは“氷河期”明け以降のことだったように記憶している【※】ただし、J社のつつじヶ丘のショールームや、同社と関係の深かった珊瑚模型店辺りでは入手できた可能性がある)
ゆえにフレーム交換と一口にいっても、パワーユニットのキットを新たに買うしかない時期があったはずだが、そのパワーユニット、亀の子のキットが4,800円の時代に3,000円もした。のちに分売されるようになったフレーム単品の価格は800円で、それはイモンに引き継がれた現在も変わらぬままだが、キット丸ごととなるとさすがに痛い出費である。それがネックで、フレーム破損の時点であっさり挫折し、場合によってはナローそのものから足を洗われてしまった方も少なくないのではないか。

さて、ずいぶんと前フリが長くなったが、ようやくウチの亀の話に移るとしよう。
キャラメル時代のPUは、モーターの特性ゆえ、適当に組んだのではどうしても“レーシングカーのような”走りになってしまう。しかしナローであるからにはスローの利いた走りにしたいのが人情なわけで、こちらとしては調整に躍起になるわけである。
不調に陥ったときのメンテナンスで真っ先に手が行くのは集電ブラシの清掃だが、第2動輪にブラシが当たる部分はキャブが邪魔をしてうまく清掃ができない。しかし亀の子の初期製品は、上・下回りの固定がフレームの内側からボイラーをネジ止めする構造になっているため、第2動輪のブラシ清掃をするには、動輪押さえ板を外してさらに動輪を外すしか手がなかった。すると必然的に押さえ板の脱着回数が増えて、すぐネジ孔がバカになる。その場合どうするか。瞬間接着剤(以下ACCと略)の出番である。

まあ、バカになったネジ孔を埋めるためにACCを使うのは、その場凌ぎの対処としてはあながち間違っていないとは思うのだが、問題は、当時の自分が経験不足なうえに不器用なクソガキだったということだ。
ACCをブチョっと多めに流し込んでしまい、押さえ板の周辺全体に接着剤が廻る。
なので、つぎに車輪を外すときには、押さえ板ごと無理やりドライバーの先でこじって引っぺがすハメになる。
気がつくとフレームと押さえ板双方にACCがテンコ盛りになっているので、そこをガリガリとヤスる。
再び組み付けてみたら却って車軸の摺動が悪くなり、また分解。
そして調整後押さえ板のネジ孔にはまたしてもACCをブチョっとな……もう悪循環のキワミである。
いっぽうモーターの方も、回しすぎて軸受が溶けた(!)り、ギアが引っ掛かった状態で電圧をかけすぎてコイルが焼損したり、コンミュテーターの溝に詰まったスラッジをケガキ針の先で落とそうとして誤って捲線を切ってしまったり…で何個もオシャカにした(ただ、キャラメルの唯一?良い点は当時でも一個400円と安価だったことだ)。当然、その際のつけたりはずしたりのおかげで、御多聞に漏れずフレームのツメが折れ、こちらでもモーター再固定のたびにACCのお出まし。
そんなことを繰り返しているうちに、フレーム廻りはいつの間にやらACCの分厚い膜に覆われたような悲惨な姿になり、挙句の果てには押さえ板は2つに割れ、フレームの前後もポッキリとヘシ折れてしまったのだった。

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▲折れてしまった亀の子の初代フレームのシリンダブロック廻りの残骸。その凄まじいACC漬け状態に我ながら呆れます(--;)

かようにしてわが亀の子は、購入から1年経つか経たないかのうちに廃車の危機を迎えてしまうのだが、このカマにまだ未練タラタラであった自分は、どっこい涙目になりつつも大枚3,000円を投じて新品のパワーユニットを購入し、下廻りの丸ごと更新を敢行したのである。
ただ、パワーユニットのキットにはエンドビームのパーツは含まれていないため、それを機に、フロントには珊瑚のダックスⅡ用カウキャチャーを、リアには角材から新製したビームを取り付けた。前後して、サドルタンクにも実車の写真や雑誌の作例の影響を受けて手スリ・サンドパイプ・ステップのディテールを追加し、外観も若干印象が変化している。

その後、わが亀はさらに数度の衣替えを経て今日までシブトク生き続けるのだが、次回はちょっと一休みということで、ダメになった初代フレームの行方について触れてみたい。


…まあ、ダメになったフレームがネタなぐらいですから、端的にいってひどいですよw

【2】にもどる
【3.5】へつづく
  1. 2009/01/25(日) 22:54:47|
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ウチの1号機ものがたり【2】

下に掲げたガサガサな写真は、かろうじて記録されていた“亀の子”1号機の、完成から1年と経っていない頃の姿である。

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撮影時期は1981年の恐らく前半。110カメラで撮ったピンの合いもへったくれもないネガから超拡大したものだが、古くからのナローファンの方なら、後ろに並んでいる面々も含めナニが写っているかは大体お判りいただけるのではないかと。

自分の鉄道模型の事始めはNで、興味の対象も主に国鉄本線モノ優等列車だった(じつはブルトレ小僧な時代もあったのである)が、TMS 386号('80-4)に載ったレイアウト『思川鉄道』を見て、何かクるものがあってナローに興味を持った。
追って『ナローゲージ・モデリング』も手に入れて貪るように読み耽り、本格的にHOナローへの転向を決意、材料を手に入れんと、勢い込んで初めて珊瑚模型店(以下 珊瑚と略)を訪れたのが確か'80年の夏~秋頃だったように思う。

そのときに買ってきたのは、乗工社のパワーユニット・無蓋車ト・頸城ハ6、PECOの009線路、金属板やパイプなどなどの素材類で、中に『亀の子』の姿はなかった。
じつは入門の頃、最初の動力車として(無謀にも)井笠のコッペル―端的にいえば、オソレ多くも『ナローゲージモデリング』に載っていた和久田恵一さんのコッペルそのものを自作しようとしていたのである。
あの作品に対する憧れが最大の動機だったのはいうまでもないが、乗工社(以下J社と略)から当時出ていたB型コッペルのキットは値段が高い+ハンダ付組立指定に恐れをなしたのと、そもそも井笠のとはカタチが違うから、という理由もあった。しかしJ社のプラフレームのパワーユニット(以下PUと略)+上回り洋白板等の自作で挑むも、当然というべきかあえなく挫折。

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▲これがその自作コッペルの残骸。自分で言うのもなんだが、いったい何がしたかったんだ俺。

とにかく、何も動力車がないことにはハナシにならんというわけで、追ってJ社『ポーター亀の子』のキットを買った次第である。
こう書くと、半ば“仕方なく”選んだようにも取れてしまうかもしれない。
J社のPUシリーズ製品群は、皆様もご存知のとおり、かなり大胆なデフォルメや省略がなされているのが特徴であり、それが独特の持ち味でもある。ただ、実物の知識も色々吸収途上のクソガキ(w)だった当時の自分にしてみれば、ロッド廻りの省略は正直いって大いに不満であり、その後もPUシリーズの蒸機モノにはそれほど積極的に手を出していない。
しかし“亀の子”だけは、後年リリースされた“リオグランデ・ミニランド”シリーズと並んで、フラットな輪芯とプラ製のメインロッドでも充分許せるくらいに、そのキャラ立ちが気に入っていた。だからこそ、自作コッペルを諦めた瞬間、真っ先に候補に挙がったのだ。
むろん、キットの値段が一番安い部類だったというのも、フトコロのさびしいクソガキには重要なポイントである。当時、HOナローの動力車でキット価格最安はJ社ジェフリーの4,600円、次いでJ社亀の子・酒井型DLと珊瑚の沼尻ガソが4,800円だった。

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▲初めて買ったキットの元箱とその中身のいま。頸城ハ6はジャンクに成り果てたが、『ト』は今なお現役。

手に入れた亀の子のキットは、まだプラケースではなく例の白い紙函入り。集電ブラシは組立説明書に記載の車輪裏面当てのタイプではなく、実際にはVer.2というべきステンレス製で踏面から集電するタイプが同梱されていた。
さっそく組み立てて、キャブ・サドル・シリンダーを、当時はまだタカラのブランドだった『鉄道カラー』で湘南電車のグリーン=緑2号に塗装。ちなみに、当時の亀の子は煙突とボイラーが黒メッキ済で塗装不要だった。金属キットながら接着剤でも組める構造、同社製品としては珍しくテキストの多い丁寧な説明書も併せて、ビギナーの取り込み・ひいてはナロー普及への足がかりとせん事を強く意識した戦略商品だったことが窺える。
与えたナンバーは、1号機にもかかわらず『5』。1号機に1ってのはまんますぎてイヤだ、とクソガキなりの天邪鬼が発露し、プロトタイプの一つであろう上野鉄道5号機にあやかってみたわけである。プレートは前がだるまやの明治の蒸機用切抜文字、キャブ側面は珊瑚の店頭のジャンク函から拾ってきた正体不明の朱入り枠付プレート(後年、J社のNゲージ2軸市電キットに付属の系統板と判明)を使った。

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その後、ナローの車輛はじわじわと増えていったが、最初の数年の間は何だかんだで一番のお気に入りはこの亀の子で、実際に走らせる機会も一番多かったように思う。
ただ、たくさん走らせた…のは、残念ながら、純粋に運転を楽しむためではないことが多かった。
この時代のPUシリーズを経験された方はもうピンとこられたであろう。そう…ご多聞に漏れず、プラフレーム&キャラメルモーターとの暗闘の日々が始まったのである。

【1】にもどる
【3】へつづく
  1. 2009/01/21(水) 01:37:05|
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ダの字、楽成頼功

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思えば、開店まもないマル天の4階でひらってきてから幾星霜。
ようやく出来ましたよダックス。

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(上2枚:クリックで拡大)

ごらんのとおり、ノリとしてはペルスまんまなんだけど、“中南米風に仕上げる”という所期の目的は達成できたような気がするのでまあよしとすんべ。

というわけで、祭への課題がひとつ片づいた。
他は……いやまあそのこれから努力しま(ry
  1. 2008/09/16(火) 03:20:32|
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ツイタ ツイタ 燈ガツイタ・完結編

ヤターヨ、ツイニヤッタヨ(ToT)

re080722_dachs_light.jpg
というわけで苦節ンヶ月?、ダックスの点灯化無事完了せり。

むろん、Nゲージ的に上・下廻り分解時の配線完全分離を実現のうえで、である。
re080722_dachs_haisen.jpg

ガタガタしてて一ヶ月以上模型触ってない状態だったが、せっかくの連休(臨出してたので三連休には非ずorz)だからと心を鬼にして工作部屋に篭ったおかげで、やっと懸案事項が一個片づいた。
ところで、なんで心を鬼にする必要があるかってえと、新しい工作部屋には冷房ってもんがないからである。
ゆえに、次工程に手をつける(気分になる)のはいつの日か未定(-3-)y~

P.S. 冷房といえば…

うちのウェザリングの効いた(w)外車も先週車検を通した。
re080712_032.jpg
もちろん、金がないうえにFガラス交換もしたんで非冷房のままですが何か。
  1. 2008/07/22(火) 01:48:40|
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DZ125キター!

牧場さんにハナシ振られちゃったので、ばたばた中だがとりあえずアリバイ的に。

combo08-03-30_dz125_3.jpg

突如降って沸いた、デジトラックスの新・小型DCCモバイルデコーダ・DZ125
本国: http://www.digitrax.com/prd_mobdec_dz125.php
ケトー代理部: http://www.katomodels.com/hobby/dcc/digitrax_decorders.shtml#29074

端的に言って、5tだの3tだのといった豆機関車のDCC化に躍起になってる(ごく一部の?)手合いには、まさしく天恵の慈雨のような製品。
まず寸法については、画像をご覧いただければ一目瞭然かと(比較対象はレンツ・シルバーミニとDZ123、MW酒井5tの93号機)。
性能面その他は…目下色々な条件で検証中なのでまた後日ということにしておくが、これもおいら的には「よっしゃ!」な内容であることだけは確か。
いやぁ、なんかまあ生きててよかったよ(謎
  1. 2008/04/04(金) 01:02:52|
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ツイタ ツイタ 燈ガツイタ

re080314_003.jpg

うーん。更新がほぼ一週間空いてしまった。
やはり泣く子と年度末には勝てない。あと出張先なのに更新してる兄貴にもね。

実際には2日前くらいの話だが、ダックス、デコーダを介してのLED点灯仮配線に成功。アナログ時の極性もOKで、配線第一関門は無事クリア。
電気の得意な人には鼻で笑われるであろうが、自分の備忘録も兼ねて、おいらのような電気田舎者文系人間でもわかる配線図をうpしとく↓(クリックで拡大)

dachs_haisen_675_.jpg

…ふう、やれやれ。
こういう図をデッチ上げたおかげで、LEDのアノード/カソードとかウォームの左巻き/右巻きの区別をようやっと理解した、というていたらくorz
ちなみに、図には記さなかったが、モーターはミニモーター1016S、デコーダはレンツのシルバーミニ。コアレスを奮発したのは、過去のテスト結果(『とれいん』No.388 カルタゴサロン拙稿参照)から、DCCとアナログの走りの両立が最も満足できる組み合わせとせんがため。ギアをだるまやのM0.25(減速比1:23)に交換しているのは、このカマを手に入れて間もない頃にキドマイティに換装した際の名残りで、いまどきのモーター使用かつDCC化なら、デフォルトのM0.4のギア(1:14)でも充分満足のいくスロー性能が得られるはずだ。

話は配線に戻って。
第二関門は何かというと、デコーダとダイオード基盤を窓越しに見えぬようスッキリと、且つキャブの付け外しにも支障ないような形で納めること。
さらに第三関門として、煙室上のヘッドライトケーシングの中からボイラ内を経てキャブ内に到るLEDのコードのどこかに着脱可能な接点を設け、上回りと下回りをメンテ時に完全分離できるようにすること…が待ち構えている。
なんでそんなことに拘るかというと、自前で点灯化工作をした車輛にありがちな、車体と下回りを外しても電線で繋がってて完全分離できないっていう状態がとにかく断じて許せないタチなんである。
量産品のNゲージ相手には室内灯を必ずといっていいほど取り付けるくせに、ナローの車輛に関して今まで点灯化を施したことがないのはそれが最大の理由だったり。
さて、初の(ナロー)点灯化工作、出口はなんとなく見えてくれども、本当に闇の中から這い出せる日はくるのか。
  1. 2008/03/16(日) 01:00:47|
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やりますよ。

080309_080.jpg

きょうは久しぶりに工作台に向かった。
ダックス、コアレス換装と走行再調整完了。

さあて、次はデコーダ・ライト配線か…
つくづく配線なんか死んでしまえばいいよ、ふんとに(ううう)


ところで。
オノデラさんが書かれているように、今秋の軽便祭の一隅で勝手に『ダックス祭』をやろうプロジェクトが始動しちょるので乞うご期待。
ていうか、ダックス持ってる方とか詳しい方はぜひお助けくださいなのれす(オネガイ)。
  1. 2008/03/10(月) 01:06:51|
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造林事業の救世主!トミーテック“ジオコレ”の杉 【旧Doblogエントリ】

“鉄コレ”や“街コレ”でおなじみのトミーテックから、『ジオコレ 情景コレクション “ザ・樹木”』と称する樹木キットのシリーズがお目見えしています。
といっても私は発売されてるのを知らなくて、先日模型屋で偶然売っているのにお目にかかり、第一弾の3種類『けやき』『すぎ』『くろまつ』を試しに何となく買ってきたのですが…中身をブチマケてみて、思わず色めきだったことがありました。それは『杉』の枝の構造です。いままでも樹脂製の枝を自分でグリグリ曲げて作る樹木キットはウッドランドはじめ各社から出ていますが、このジオコレ杉は、幹と枝を一体成型するのではなく、分割式にして積み重ねる構造をとっているために、“幹からきちんと放射状に細かい枝が伸びている”状態が再現できるのです。

FI2595549_1E.jpg

レイアウト/ジオラマにおいて、植物をいかに実感的に表現するかというのは永遠の課題ですが、特に難物といえるのは立ち草針葉樹でしょう。とくに後者の場合、植林モノの杉のように半ば球状の葉がモクモクと茂っているようなものなら、ただの丸棒にフォリッジクラスターのような大粒のスポンジを密に接着するような作り方でもゴマカシがききましたが、ヒノキやトウヒ、カラマツ等のように葉のシルエットにスケスケ感のあるものは、今までなら煙突タワシの子分で我慢するか、根性で幹に一本一本ドライフラワーを手植えするしか手がなかったのです(例:きたむらしょうぞうさんの作品kondoura兄貴の作品
また、舶来モノには出来のよい完成品も存在しますが、お値段は1本数千円以上という世界ですから、シンボルツリー的な使用ならともかく、山に何十本と植えるにはコスト面で明らかに現実的ではありませんでした。

FI2595549_2E.jpg
▲実物の針葉樹林の例。左からスギ(水窪 11月)/ヒノキ(木曽・氷ヶ瀬 5月)/カラマツ(木曽・滝越 4月)<クリックで拡大>

しかしながら、このジオコレの杉、とりあえず枝を組み立ててみるとご覧の通りなかなかの雰囲気です。(▼)
寸法的にはNゲージ用を謳っているが故にやや小ぶりですが(左下にいるのはMW酒井5t)、枝の部分のボリュームは、HOなら枝打ちされた人工植林の針葉樹にピッタリ!
さすれば、実際に葉をつけるに当たっては、キット付属の大粒のスポンジを貼るのではなく、コースターフ程度の細かいものを使うことにより、“スケスケ感”も充分に演出できそうです。

FI2595549_3E.jpg

そこで、幹をφ4のラミン丸棒で継ぎ足して試作品を作ってみました(▼)。葉は枝に接着剤代わりにクリアラッカーを吹いてからコースターフの山にドブ漬けし、さらに軽く缶スプレー(タミヤのダークグリーン)で着色したもの。
参考用に右に並べた、舶来モノでは定評あるキャニオン・クリーク・シーニックスのconifer treeと比べても、案外イイ線行ってると思いませんか?

FI2595549_4E.jpg

そんなわけで、すっかり気をよくして、以前作った助六伐採線のモズールの木を植え替えるべく、量産態勢に入ったところです。目差すはシルエットの独特なヒノキの再現ですので、これから枝の剪定にもうひと工夫必要ではありますが…(^^;)
いずれにせよ“ジオコレ杉”は、現時点では実感味とコストパフォーマンスを兼ね備えた針葉樹量産素材の決定版といっていいでしょう。3本入りで量販店なら400円でオツリがくるのですから…。
これからレイアウト上の造林事業を控えている皆様に激しくおすすめ致します!

FI2595549_5E.jpg

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COMMENT:
AUTHOR: オノデラ
EMAIL: sshtp@parkcity.ne.jp
DATE: 06/14/2007 22:44:48
長者丸さん
いつもお世話になっております。
これ、いいですよね。私はコースターフとは違う材料で葉の表現をしましたが
早速試してみます。木一本といえども標準的な工作が確立されることは
パイク、モジュール、レイアウト、どれにとっても有意義なことだと思います。
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COMMENT:
AUTHOR: 元社員
DATE: 06/15/2007 01:02:34
ふっふっふ…
いいこと聞いちゃった。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 06/15/2007 04:33:13
>オノデラさん
この製品、『杉』を名乗りつつも樹形はむしろヒマラヤスギやエゾマツ辺りに近かったりしますが(^^;)、枝の剪定と葉の材料しだいで色々応用がききそうなのがありがたい限り。オノデラさんのスギ作例もぜひ拝見したいです。

>元社員さん
ぜひやるきを出してくださいよう。
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COMMENT:
AUTHOR: ナガウラ
EMAIL: hjtqk734@ybb.ne.jp
DATE: 06/17/2007 10:28:06
長者丸さん、ごぶさたです。一仕事?終えてブラブラしています。
コレ、いいですね!作例の出来なら自分は量産樹木といわず、「ここ一番」に使ってしまいますよ~!
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 06/19/2007 02:04:34
ナガウラさん、GL作戦第2弾おつかれさまです!
今回はノッホの葉っぱの使いこなしがお見事!でした(^^)
ジオコレ杉は手の入れ方次第で量産型にもここ一番にも使えると思います。
すでに中野界隈では約5名くらいが大人買いに走っている模様です…
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【追記 2010.12.21】

a8_re_R0014472.jpg
▲“ジオコレの杉”でヒノキを手直しした拙作・助六伐採線のコーナーモジュール <クリックで拡大>

  1. 2007/06/14(木) 02:14:54|
  2. 工作(模型)

栗倉電鉄ひとまずUP & 使えるクリアデカールの話 【旧doblogエントリ】

以前お目にかけた鉄コレ改栗原電鉄モドキ・『栗倉電鉄』の車輛にレタリングを施し、ようやっと完成となりました。つか、レタリング入れるだけのために1年放置かよおまえ、と言われそうですが、まあなんのことはない、相変わらず納期とか〆切とかがないとモノが出来上がらないことが改めて証明されただけ、ともorz
ボヤボヤしてる間に、M15・C15に関してはいつのまにか製品も出ちまってるらしいですが、まあこれはこれでよしとします(^^;)

FI2595548_1E.jpg
写真は上から、電動車E151(鉄コレ モ2001改、台車枠はGM FS316)/制御車T151(モ2001改、台車は関水オハ31初期製品のTR11)/電機ED251アルモデル簡単凸電改)+インチキ硫酸タキ(トミックス タム6000のタンク+タキ5450のフレーム+KATO TR41を合体)+ただの(w)KATOワキ5000。写真に写ってないけど、鉄コレ第1弾のワフ(社紋入れて汚しただけ)もいます。
タンク車に入れられた社名は“一菱金属鉱業”。栗倉電鉄の親会社で、要はコイツとも同じケーレツ、っちゅう設定です。また、栗倉電鉄の社紋は菱形をマルで囲っただけ…鉱山鉄道の社紋っていうとなぜか真っ先に日本鉱業の蛇の目マークが浮かぶので、単純に組み合わせてみますた。まあ相変わらずヒネリのない社紋で、オソマツの一席であります。


FI2595548_2E.jpg

せっかくですから、ついでに工作ネタらしいことも書きましょう。
今回のレタリングは、クリアデカールにアルプスMDプリンタで白文字を印刷したものですが、ベースとなるデカールには、初めてウォルサーズの“Matte Finish”を使ってみました。
自作レタリングに限らず、インレタでも細かすぎる文字や凹んだ場所への転写には、一旦クリアデカールに転写したものを愛用してきたのですが、デカールのフィルムにはツヤがあり、軟化材(ソルバセット)を塗布することでそれがさらに強調されるため、塗装面が半ツヤやツヤ消しの場合、どうしてもデカール貼付部だけツヤに差異ができるのが悩みでした。クリアラッカーをオーバーコートすることである程度解消はできるものの、それでも微妙に目立ってしまう。
貼る対象が貨車であれば、実物でも表記部分の周辺だけ汚れを拭き取るorリペイントしているケースがよくあるため、そういうのに見せかけられなくもないのですが、旅客車ではあまり例がないし…
それゆえ、以前新額堂でマット(ツヤ消し)仕上げを謳ったこのデカールを見つけたとき、ダメモトで買っておいたのです。なんでダメモトかというと、個人的に長らくデカール技法のバイブルとしてきたエリエイの“Green River Report”ではウォルサーズ製のデカールは酷評付でして、どうもその刷り込みが抜けきらなかったんですよね。
つっても、冷静に考えるとこの本出たの22年前なんだよな(^^;)…というわけで思い直してプチ勇気を奮って試してみたところ、ごらんの通り、ソルバセットの使用で微妙にツヤが生じるものの、結果的に半ツヤがデフォのGMカラーをそのまま吹いた塗装面との相性はかなり良好!しかもこれ、オーバーコートはしていない状態です。膜面の厚みに関しても、ヌルマ湯に長時間晒して糊を落としきるセオリー通りの処理を経ることで殆ど目立ちません。
おかげさまで、今後このデカールはウチのレタリングの定番アイテムになってくれそうです。

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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 06/11/2007 22:44:45
>相変わらず納期とか〆切とかがないとモノが出来上がらないことが改めて証明

↑某誌に載るのかな?

それはそうと、鉄コレでクモハ11/クハ16が出ましたが、これも栗倉電鉄に入線するのでしょうか?
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 06/13/2007 00:07:01
>司食鳥弟さん
いや…載るかどうかは不明っす。まだ単に“応募した”だけですんで(^^;
クモハ11が入線するかどうかも不明っす。
作るには手軽なんですが、(栗原の)実車にあんまし思い入れがないもんで。
鉄コレのクモハ11はむしろ、「弘南はこんな色じゃねえ!」とか言いながら1組IPAドボンしたところ。
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  1. 2007/06/11(月) 02:31:54|
  2. 工作(模型)

栗鉄モドキの続き 【旧doblogエントリ】

鉄コレ改の栗鉄モドキですが、調子に乗って?続行中です(^^;)

FI2558099_0E.jpg
まずはC15モドキ。モ2001の片妻を切った貼ったして、台車はTR11を…
今週末はなんとか下塗りまで。

FI2558099_1E.jpg
つい魔がさして手を出してみたのが、アルモデルの「とっても簡単な凸電」(組むのは本当に簡単でした^^;)。小手先加工+例の色に塗ってやったらこんな感じになりました。
もちろん、B-B凸電とはいっても栗原のED20と形はぜんぜん違うわけですが、

FI2558099_2E.jpg
貨車を繋げてそれっぽい編成を仕立ててみると…なかなかサマになるじゃないですか。ED20の貨物を見た20年前の夏がありありと思い出されます(涙)。

FI2558099_3E.jpg
M15モドキは、ケーディー(#903)をつけてやり、床下も汚してみました。
上回りの汚しはレタリングができるまで(どのみち自作…)じっとガマンの子です。

ところで、こいつらの走る鉄道ですが、どうせモドキだということもありますんで栗倉電鉄と名づけてやり、地面含め妄想拡大中です(w
クリクラという割には今のところ“乙”とは関係ないのがアレですが…(^^;)。

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COMMENT:
AUTHOR: まーくん
DATE: 05/21/2006 08:40:05
RMM投稿乙。

2号連続の鉄コレ特集で改めて色塗りなおすほどの素材ではないと実感したよorz。

平柳氏のレイアウト記事見るとパイクで地鉄遊びだけならいいけどNゲージとの共存は厳しいと感じた。
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 05/22/2006 02:02:15
栗倉電鉄ですか・・・(笑)
次は総武流石電鉄とか木間鉄道とか態本電気鉄道とかかな?
後ろに積みあがっている鉄コレの山が何に化けるのか気になりますです。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 06/01/2006 03:02:41
>まーくん
>司食鳥弟さん
おふたりとも日曜は乙でした(^^)

…総武サスガ電鉄ワラタヨ。
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  1. 2006/05/15(月) 02:59:36|
  2. 工作(模型)

或る電車、できました。【旧doblogエントリ】

というわけで、或る電車(って勿体ぶるほどでもないんですが)が一応の完成をみました。
鉄コレ第2弾のフリー・モ2001転じて栗原M15モドキとなる、です↓。
ちなみに、画像の左後方に転がってるのがモ2001(のIPA漬け後)のボディ。

FI2539205_0E.jpg

で、なんで“モドキ”かってえと、実物がこうだからです↓(^^;)。
まあ一目瞭然ですね(バス窓とか…)。

a8_kuriR86nr34-05_860723re3.jpg
▲栗原電鉄 M151 若柳 1986.7.24

模型はレタリングとかがまだですが、なんとかGW中にメドがついたってことで、明日から心おきなく仕事に出られます(いやあんまり出たくないけどw)。
くわしい製作記はまたいずれ…

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COMMENT:
AUTHOR: Myabi木下
DATE: 05/08/2006 07:14:14
お見事な返信振りでございますな。
実は栗電のM151は当初はクロポの地鉄キットからと思ったのですが、窓幅が合わないということで、断念した経緯があります。
作業部長の作品は見事に化けておりますね。
そういえばライト交換をされたようですが、東急3000あたりの埋め込みヘッドライトでも使用されたのでしょうか。

RMM130号に上田丸子のモハ4256がツム1000を2両牽いている写真に「ほへぇ~」となった自分でした。
やっぱり地鉄はミキストですな。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 05/08/2006 23:54:33
ライトは20年以上熟成(w)させた銀河の砲弾型です。
(手持ちが減ったので買い足そうと思い新大久保の某店に行って訊いたら、ずいぶん長い間品切れのまんまなんですってね…)
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COMMENT:
AUTHOR: たろう
EMAIL: jo-1@muc.biglobe.ne.jp
URL: http://itrevolution.at.webry.info/
DATE: 05/09/2006 00:52:54
すみません…バラしてしまったTでございます。
GW中で片付いた、ということで結果オーライでいいですか?(←スミマセン

塗り上がった姿、ヨイですね~!
西武501系からM181、クモハ11400からM171・C171へと夢が膨らんじゃいます。
むしろM151モドキを作ろうと買い込んだ日車標準型は、さて何にしてやろうかしらん?

その筋のご指南、またよろしくお願いします(笑)
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 05/10/2006 00:58:45
>たろうさん
いえいえ、外圧がないと何も完成しないタチなので、おかげさまで(w
所沢の息のかかったやつらはゼヒやってみてくださいな。
しかしそちらも相変わらず凝ったことを…おいらは配管とか床下とかぜんぜん知らない人間なので感嘆符まじりに見送るばかりです(^^;
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  1. 2006/05/10(水) 00:49:30|
  2. 工作(模型)

“或る電車”進行中 【旧doblogエントリ】

模型の方は相変わらず仕掛品が増えるばかり…なのですが、GW中に何とかひとつはケリをつけたいもんだ、と鉄コレで“或る電車(モドキ)”を鋭意製作中。つっても、数日前バッタリ会った後輩T君にネタバラシされてしまいましたが(^^;)、今宵はこんな状態です。
明日までに日の目を見れるか…?

FI2536553_0E.jpg

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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 05/07/2006 14:43:50
某スレでうぷされてたのとそっくり・・・と思ったら、同一ですね。
あれは作業部長の作品でしたか。
ドアがプレスドアに交換されてたり、床下器具も鉄コレそのままでなく実車に即したものを装着してあったり、台車もクロポの小田急FS316を選んでいたりで、ただならぬ気配を感じていましたが・・・
そもそも背景にネオリューブのビンが写っていた時点で、その筋の人の作品だと気が付くべきでした(笑)
-----

COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 05/07/2006 20:41:34
…んがっっ!やはりその筋の人には簡単にバレますねえ(^^;

すみません、床下機器はそのまんまです(グレーには塗ったけど)。
ネオリューブはウカツでした。撮るとき回りに転がってるブタとか大乙とか除けたのにorz

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COMMENT:
AUTHOR: Myabi木下
DATE: 05/07/2006 21:38:20
作業部長、やってますね。
当方、種車が1両しかないので、なにをどう馬鹿そうか悩んでしますが、栗電のM151は目を付けていました。
でも先にやられてしまっては2番煎じになってしまいますからねぇ。
うちには総武流山、琴電(73、81)、日立電鉄2230が5両ずついます。
(奥でおとした)
色をはがしてオリジナル地鉄をと目論んでいるのですが、まだまだ先になりそうです。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 05/08/2006 01:08:29
>Myabiさん
それはお生憎さまで…(^^;
でも、ムリに塗り替えだの改造だのと行き詰まらなくても、とりあえずお気に入りのやつに動力ぶっこんでパンタ換えてちょいと汚しなど入れてみて走らす…だけでも充分楽しいですよ鉄コレ。IPAドボン!は気が向いたときにいつでも…
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 05/09/2006 23:15:14
>…んがっっ!やはりその筋の人には簡単にバレますねえ(^^;

 『壁に耳あり、ネットに目あり』かと(笑)
 ところで某スレ468はワタシではありません(誰だ?)

>すみません、床下機器はそのまんまです(グレーには塗ったけど)。

 えっ!と思って手元の鉄コレみてみたら確かにそうでした。
 グレーに塗るだけでこんなに印象が違ってしまうのですね・・・というか、ワタシの目がフシアナなだけか(汗)

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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 05/10/2006 00:48:35
>司食鳥弟さん

…疑っていた。 正直、スマソカッタ(w

しかしなぜ“キジョ”なのか、と。
我輩がじつは乙女座だと知っての仕打か468、たはっ、ぷはっ

>床下
いまはグレーですがそのうち茶色くなると思うのでまた印象が変わるかも(^^;
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  1. 2006/05/07(日) 04:05:12|
  2. 工作(模型)
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鉄コレ、そして台所 【旧Doblogエントリ】

すっかりご無沙汰してしまいましてスミマセン。早いものであっという間に1月も末…

さて、2つ下のエントリでも触れた鉄コレのその後なのですが、鉄コレそのもののみならず、波及効果で以前買ったもののコヤシになっていたキッチンのキットにもようやく本格的に手を着ける気になりまして(そういや、RMMの最新号(No.127・85頁)にもこちらの行動を見透かされたような作品募集告知が…^^;)、一緒くたにボチボチと進めているところです。
ネタの方向はいくつかあるのですが、今回はわが青春?の上田交通シリーズの進捗をば…

まず、最近T-Trakの日暮さんに教えていただいた超・お手軽改造を実践してみました。
上田のモハ2320形は、鉄コレのラインナップにある2321と、もう一台の2322では貫通/非貫通の位置関係が逆というのが大きな違い。2322も欲しいという場合、普通に考えれば前面の切り継ぎとか、屋根のディテール削ってパンタ孔あけ直し…って話になるのですが、さにあらず、屋根を丸ごとスッパリ切り落とし、向きを変えて接着するというものです。
教えられた通りに、雨トイの直下を普通のカッターナイフで繰り返し丁寧に切り込みを入れてゆきましたら…ナルホド、思ったよりキレイに切り離すことができました(^^)。出来上がりは写真下手前です。

FI2262185_0E.jpg

で、せっかく2輛そろったのならサハ41も欲しい…のが人情ですが、とりあえず応急処置?としてモハ4255を電装解除(ライトとパンタ外して穴埋めて床下も外した…だけw)して繋げてみた、の図↓。案外雰囲気出ますね(^^;

FI2262185_1E.jpg

一方キッチン系は、とりあえず個人的にも馴染み深かった実車である丸窓・5370・平面ガエルの3台に着手することにしました。
しかし丸窓はよく確かめずにパンタ台が残っているバージョン(5251)の方を買ってしまったもんで、屋根のリブの削除やパンタ台・ランボードの孔ウメに手こずりました(アホや…)。オデコは実車の印象と異なるのでこれから整形。動力は本来ベルニナ用が指定ですが、せっかくだからと鉄コレの15m級用を利用。ただ、ハメてみると案の定上回りとのバランスに違和感ありありなので、床板を切り継いで台車間を3mmくらい短縮、さらにダメ押しで台車枠もヤスって0.5mm程薄くしてやったらまずまずのプロポーションになってくれました。
5370(5372)はまだボディをハンダ付しただけ…動力はキッチンの“15-105”を使う予定。平面ガエルはGMキット自体のデフォである側面・屋根切り継ぎをし、乗務員室窓の再現まで進行。
さて、週末どこまで追い込めるか…

FI2262185_2E.jpg


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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 02/04/2006 10:35:28
おー、ついに始動しましたね。
丸窓はシバサキ-キングスやワールドでも出てましたけど、いまいち特徴をとらえていない感じ(つまり似てねーってこと)でしたが、キッチンのは如何でしょう?
-----
COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 02/09/2006 05:12:01
>司食鳥弟さん
世界<<王様<台所かなあ。つっても、もともとキャラの立った車種だけに、車体“だけ”ならどれもそんなに違和感はなく見えます。ただ、Nのこのテの電車 ―とくにこの丸窓みたいに車幅の狭いヤツは、足回りを付けた途端に幻滅が待ってるんですわ(^^;)。思わず“Nn3-1/2”という暗号が脳裏を掠めたりもする(w)のですが、そこをじっとガマンの子でどないすんべ、ですね。
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COMMENT:
AUTHOR: まーくん
DATE: 02/19/2006 21:29:59
cjm氏
鉄コレって売り切れっぽいっすよ
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  1. 2006/01/28(土) 18:32:53|
  2. 工作(模型)

来週はJAMだ!&運材積荷その後 【旧Doblogエントリ】

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kondouraさんのブログでも報告のあります通り、日曜日はKMCKBMCの合同運転会でした。集まったメンバーの新作に目を見張る一方、KMCはJAMコンベンション出展のリハということもありまして、接続後降って沸いた問題点の山を前に一同それなりにテンパっていたのでした(^^;)。
そのJAMもいよいよ来週…展示がうまくいくのかという不安をかかえてはおりますが、御用とお急ぎでない皆様、ぜひビックサイトへ!と言っておきます(^^;)。


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さて、2つ前のエントリで触れた運材台車の積荷の丸太ですが、死んでしまったフロ・ステインの代用は、結局フロッキルのルーフブラウン+ボックスカーレッドまたはタスカンレッドの2段階染色というテで落ち着きました。切り口はあとからGMのクリーム1号を塗り、さらにパステルでニュアンスをつけています。


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というわけで、仕掛中だった運材積車8組がやっとこさロールアウト。U太さんの手がけた素晴らしい新作モジュールの中を行く姿もなかなかサマになっています。
運材車にとりあえずケリはつきましたが、あと個人的には滝越の建物の追加仕上げその他が待っておりまして…サテ間に合うでしょうか(^^;)

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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 08/09/2005 15:59:30
ついにフロステインを使わない方法が開発されましたか。
といっても、やっぱりフロッキルすか?
タミヤとかグンゼとかGMじゃだめでしょうか?
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 08/10/2005 05:06:21
だめです。




…というのはウソですが、せっかく手許に似たようなもんがあるんだからそれを使いたいのが人情、ってもんでして(^^;)
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  1. 2005/08/09(火) 03:30:33|
  2. 工作(模型)

そろそろ木曽に戻らないと(^^;) 【旧Doblogエントリ】

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しばらくMWのDC12にかまける日々が続きましたが、気がつけばKMCとして出展予定のJAMコンベンションまであと3週間を切ってしまい…私はモジュールの新作こそ作ってはいないものの、細々としたことで色々準備があるので、そろそろ木曽の山奥に篭らないと(w)いけません。

で、今日やっていたのは運材台車の積荷。積車をJAMまでに多少増備することにしまして、台車そのものは少し前に出来ていたのですが、材木の方が手付かずだったのです。
材木の作り方は、基本的には以前こちらにアップした通りですが、今回は効率を上げるために工程順序を変えることにしました。
もともとは
(墨汁薄め液で)下地染色 → 樹皮色の塗装 → 57mm長に裁断 → 台車に積み付け・固定
だったのを、
下地染色 → 57mm長に裁断 → 治具を用いて積み付け → 樹皮色塗装 → 台車に固定 …に。
なにぶん数が要るものだけに、裁断前に一本一本塗装するより、結局は積み付けてから外側の見える部分だけ塗装した方が合理的、という反省があったからです。以前それをしなかったのは、積み付け後の塗装だと切り口に樹皮色が染み込んでしまうから、という懸念があったためですが、それも何のことはない、切り口もあとからきちんと塗装し直せばよいだけの話なわけで。

今回はカマボコ板にMWのステイクポストを固定した治具を用意し、ゼリー状ACCで固定しながら積み上げてゆきます。とはいえ、同じ径で統一した材を単純に積み重ねるのはどうにも気が済まないタチゆえ、径を3・4・5・6mmの4種類用意した中から、さらに表面の傷のつき方の良いものが外側にくるように選びつつ、最終的には積み上げた全体の断面が微妙に上窄まりなシルエットになるように組み合わせを考えながらの作業なので、ここに時間がかかるという点ではあまり変わりがありません(--;)。
そして、樹皮色の塗装はまだこれからなのですが、実は困ったことに手許のFLO-STAIN全種が完全にお亡くなりになりまして(~~;)、代用品の選定にアタマを悩ませているところであります。

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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 08/03/2005 16:20:43
フロステイン全滅ですか~
ワタシは使った事ないんですが、やっぱりフロステインならでは・・・というモノ(色合いとか質感とか)があったのでしょうか?
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 08/04/2005 03:18:54
一度使ってしまうと…ですね、やはり。
ビンのフタを空けてガサツにかき混ぜてテキトウに刷毛塗りするだけで実感的な樹皮の色合いが手軽に再現できる、という辺りは、まさにアメリカ的合理主義(w
今となっては、これが無いなら無いなりに、そこいらの塗料でも調合や塗り方次第でそれなりに克服できる自信はありますが、あくまでそれなりですし、正直めんどくさいです(^^;)

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  1. 2005/08/01(月) 00:55:31|
  2. 工作(模型)

DC12、その後 【旧Doblogエントリ】

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とりあえず一応の完成をみたMWのDC12ですが、やることはまだあったりします。
まずは、ウェイトの増量。ロッド式のDLは、模型的にみて鋳物台枠や板台枠の機関車に比べると重量稼ぎがつらい形態だったりします。さらにMWのDC12は、キャブインテリア再現を前提にしているため、デフォルトでは意外とウェイトの量が限られます。そこを多少なりとも悪足掻きしようというわけ。
まず、ボンネット先頭側のウェイトには、さらに前後に1tの鉛板を貼り付けます。ついでにグリル側はケガキ針で縦スジを入れて、ラジエーターコアのごとく見せかけています(^^;)<写真上>

一方キャブ側には、妻板の背後に1t鉛板を2枚重ねで<写真下>。後述するDCCデコーダ取り付けの場合、トリセツでは天井裏のウェイトは付けない、とされていますが、こちとらキャブインテリア犠牲は覚悟の上なので、天井裏ウェイトもそのまま活かし、デコーダーは機関士人形の隣にのさばらせる形としました。
これで、3%勾配で牽ける客車をなんとか1輛増やす(3輛→4輛)ことができました(^^)。

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お次はDCC化。まだ使ったことのなかったBEMF機能付デコーダ(レンツLE0521)を積んでみたのですが、最初配線をアベコベにしてしまった(モーター端子に繋ぐべき橙・灰を集電ブラシに…)おかげで、みごとに1個天に召されました(泣)
もう1個のストックに積み直してみたら、アナログでは正しい方向に走るのに、DCCだとなぜか逆走しよるので仕方なくCV29で後進設定にしましたが…
肝心のBEMFの効果というのは、少し走らせてみただけでは正直ようワカランです。当面の活躍の舞台は、勾配のないKBMCモジュールだったりするので、ある種不要不急な機能なのかもしれず…(^^;)

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最後は、レビューでも指摘したサイドロッドです。機能面を考慮したとはいえ、写真上の通り、正直かなり悪目立ちするいでたち(~~;)。
ロッドの太さ(巾)自体は、測ってみると珊瑚のDC12のロッドと全く同じなのですが、珊瑚のがプレスのダレのおかげで細身に見える反面、こちらはワイアカット製?なので断面はきれいなかわりに結果的に太く見えてしまう。さらに、ギア連動を前提とした両端のバカ孔も少々大きすぎるきらいがあります。
そもそもこのバカ孔、内径にも余裕がありすぎて、回転中にロッドピンの六角ヘッドに引っかかることがしばしばあり、孔をヤットコで微妙につぶしてやる必要がありました。
見かけの点では、いちおうロッドとクランクピンを黒染めしてやるだけでも多少は落ち着くのですが、せっかくなので若干シェイプアップを試みました。
2本のロッドを重ねてハンダ付してから、外周を地道に削ってやり、再度バラして黒染めし直して装着したのが写真下の状態。一番下の写真のごとく、珊瑚のDC12と比べてあまり気にならないレベルには持っていけたかな…という気はしているのですがいかがなものでしょう?(^^;)

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てなわけで、運転会デビュウ可能な体制までには持ち込みました。
本当は前後逆に付けてしまったキャブ扉も直したいところですが…扉はゴム系で別貼りにしているためさほど深刻な作業ではないものの、あとから手スリの接着に用いたACCが流れ込んで固着してしまっており、外したあとは扉部分のみとはいえ再塗装必須でマンドクセなので当分放置かも(^^;)

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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/27/2005 15:27:59
走りにこだわる作業部長らしいチューニングですな。
ところでモーターはマシマのようですが、イモンミニモーターやアルモーターの大きい方と同じ径(断面)のやつですか?
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/27/2005 23:26:19
>司食鳥弟さん
おばんでやす。○○○見ましたぜ~(^^)
ところで、モーターは仰せの通りです。取付穴もいっしょですから、長さの同じアル1015へならカンタンに換装できます。正直、アナログオンリーであれば、アルやイモンミニの方がスロットルレスポンスもよくなり、それでいてスローも効くので快適な運転が楽しめます。
しかし、T誌のコッペルの記事でも触れたとおり、この手の低電流モーターは、ギア比を余程たっぷり取っている機種でない限り、デコーダーを積んだ途端アナログでは思い切りロケットスタートになってしまい興醒めなことこの上なし…(~~;)

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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/27/2005 23:27:48
このコメント欄て字数制限あったんかい…てなわけで↓のつづき。

マシマの1015は、最初期のロットではかなりバラツキがひどく、異常発熱してオシャカになるものすらしばしばありましたが、ここ1~2年ほどの間に購入したMWのキットに添付の個体6~7個を比べた限りでは、わりと安定してきているという印象です。
いずれにしても、ギア比1:15前後のハイギアードな車輛の“アナログと両立のDCC化”においては、これが目下ベターチョイスだ…というのが実感です。

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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/28/2005 11:28:13
うむうむ、さすが作業部長。
今度は「小型モーター雑記帖」を是非是非・・・

ところで、TOMIXのM-9(最近のキハ10やDD51、東急5000に使われているアルモーター大と同じサイズのモーター)は試してみましたか?
これはアル大やイモミニとは特性がまた違うようなので、試してみる価値があるかも。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/28/2005 14:51:46
ああ、富のやつは1個だけ試しに買いましたが回転速すぎでナロー用にはお話にならんです。スピードコンテストに出たい人向け(w
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/28/2005 16:45:04
うむうむそうすか。
DC12typeRとかDC12-GTIが作れますな(w

ではキッチンの動力装置に使われているKM1215aってモーターはどうでしょう?
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COMMENT:
AUTHOR: kondoura 近藤
EMAIL: kondo@k-do.com
DATE: 07/28/2005 17:45:48
んん!良い色!!カッコイイし・・・やっぱり欲しくなってくる・・・。
軽便モジュールで大活躍しそうですね!そういえば長者丸印の大型内燃機久しぶり?
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COMMENT:
AUTHOR: 西本
DATE: 07/28/2005 18:55:50
こんばんは、サロンでのDC12お披露目ありがとうございました。拷問にたえ、さらにウエイト加算で、あの九十九里の客車も楽勝でしょうか?わたしも2機購入しましたが、まだ手をつけてません。気持ちよくストレートに組めれば、いいのですが・・・。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/28/2005 23:49:59
>司食鳥弟さん
キッチン、確か買うには買ったもののハコもあけておらず未検証でやす…
>マスターkondoura
そうですね~F4以来かも…じつはまだC4が組立待ちだったりしますが
そういいつつも次は木曽に戻って2台目の5tをなんとかしたいです。モチロン近藤式で(^^)
>西本さん
いや~九十九里は相当手強いです…珊瑚のSR&RLコーチと互角かも?
DC12は、すでにC4や5tをモノにされてらっしゃるなら恐るるに足らずですよ。ガンバレ~(^^)/~


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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/31/2005 19:57:01
せめてハコを開ける位はしてやりましょう>作業部長

それはさておき、MWの次の新製品の木曽酒井モーターカーはレビューするのでしょうか?
あっ、でも現時点では「今はまだ語るべき時ではない」か・・・
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/31/2005 23:16:32
>今はまだ
わかってるなら質問しないように(w
少なくとも私ではない、とだけ言っておくことにしましょう。

語るべきではない…といえば。http://www.hobidas.com/blog/rail/natori/archives/2005/07/40_1.html
この話を堂々としてもよい時代になったのだねえ、と。

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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 08/01/2005 00:35:04
もはや当時の関係者もあの世に行かれた方が多いですからねぇ・・・(しんみり)
加藤金属=お父さんの会社
関水金属=自分の会社
・・・というのは本当なのですかね?
今なお「語るべき時ではない」ことがあるから、そう言い訳しているのか、あるいは本当にそうで、親子の関係のもつれか何かで加藤金属の台車が突然生産中止になるという不可解な事件が起こったのか・・・
その辺りはRMM9月号で書かれているのか楽しみです。
しかし、加藤=関水が下請けメーカーだったことが、「グリコのおまけ」発言に代表される16番業界全体のNゲージ蔑視の姿勢や、さらには16番デフォルトの団塊の世代以上のモデラーと、それより下のNゲージデフォルトの世代のモデラーとの対立に繋がっているのではないか?と思うのですが、どうでしょう?
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  1. 2005/07/27(水) 05:04:48|
  2. 工作(模型)

一足お先に、DC12 【旧Doblogエントリ】

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ひとつ前のエントリで触れた“或る真鍮キット”、解禁になりましたので…
じつは頼まれ仕事で、モデルワーゲンの新製品・沼尻DC12の先行試作をやっていたのでした。「好きなように仕上げていい。そのかわり記事書いて!」という条件で(^^;)
とりあえずどんな感じだったのか、という話(端的にいうと“記事”)はこちらをご覧いただきたく思いますが、ごらんの通り概ね素組なれど、塗装だけは勝手な色(w)にしてみた次第です。
組むうえでは相応のコツもいりますが、HOn2-1/2のロッド式味噌汁軽便DLとしては久々のトラディショナルな真鍮キットですから、W工芸の動力装置がどうしても好きになれない人には黙ってお勧めいたします。
でも、考えてみれば、W工芸を除外すると、その手の製品って過去には珊瑚の沼尻DC12と乗工社の頸城DC92・DB81(完成のみ)しかないんですよね。ちょっと不遇だったかも知れないこのカテゴリには久々の光明といえるかもしれません。このあとは、沼尻コジツケでぜひ仙北のDC103を!と期待してしまうのであります。
  1. 2005/07/20(水) 03:31:31|
  2. 工作(模型)

困ったときの100ワット 【旧Doblogエントリ】

ワケあって、或る真鍮キット(何なのか今は言えないけど、半月もすれば明らかにできるかと^^;)を組んでいる。
ってことは当然ハンダゴテのお世話になるわけだが、困ったことに普段愛用しているコテがどうも調子が悪い―何度スイッチを入れてもさっぱり点火してくれないのだ(なんか、みのるさんの所と似たような状況に…^^;)。
旧来の電気式のコテの、“温まるのに時間がかかる”“作業中もつねにコテ先の手入れが必要”“ハンドリングが悪い”…という辺りを払拭したくて、3年くらい前から主にガス式のコテ(コテライザー)を愛用しているのだが、じつはすでに1本、やはり点火しなくなって廃車にしており、今回具合が悪いのは1年ほど前に買いなおしたばかりの2代目だもんで、ちょっとアタマが痛い。
ただ、これはコテの耐久性がどうのというよりは、たぶん使い方が悪いのだと自覚している。作業が佳境に入ると、繊細な構造であることを忘れてコテ先をフラックスの瓶に思い切りジャッ!!と突っ込んだりするのはしょっちゅうだし…(^^;)

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そんなわけで、ひさびさにアカエの100Wの出番となった。今回取り組んでいるブツは、小さいながらもロストや厚めの板が中心の構成なので、さいわい材料が傷む心配はせず容赦なく(w)作業を進められる。タマに100Wを使うと、面白いように熱が回るのに一瞬面食らうものの、勘所さえ取り戻せば快感ですらある。
しかし、作業中の熱さはハンパでないから部屋の冷房温度下げすぎてニョーボから苦情は出るし、コテ先の手入れも間断なくやらねばならず、結果きのう半日の作業で、案の定工作台の足元は一面銅のキリコ&酸化皮膜だらけになってしまうし。それゆえ、イザというときは頼もしいけど、普段はあまり関わり合いたくない100Wなのだった。
ひと段落したら、新しいガスゴテ買ってこなきゃなあ…(^^;)


話はかわって宣伝を…もうお気づきの方も多いかとは思いますが、模型仲間のkondouraさんがブログを開業されました!さっそく田舎電車好きにはツボな写真が続々と…そのうち役に立つ工作技法のご披露もしてくださることと思います。皆様ぜひ。

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COMMENT:
AUTHOR: みのる
DATE: 07/11/2005 23:27:43
こんばんは。
ありゃ、コテがへそ曲げてしまいましたか。
うちのは電気コテなのでヒーターを交換してすれば大丈夫だと思っていましたら、何と電源コードの接触不良でした(苦笑)。情け無いデス。
kondouraブログも拝見しました。何れ乱入しないといけないようです(笑)。
或るキットの完成を楽しみにしています。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/12/2005 23:02:28
みのるさん、恐れ入ります。それにしてもほぼ同時に60wがイカれるとは奇遇ですね。
今のウチはさしずめ、大出力モーターだけど非冷房ツリカケの予備車を引っ張り出してきたようなものですが、不便なところもあれどなまじチカラ技が効いてしまうだけに、目下『100W一本で何でも済まそうとするという野蛮人((C)U太さん)』状態になってます(^^;)
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COMMENT:
AUTHOR: 司食鳥弟
DATE: 07/19/2005 23:19:09
ようやく何を組んでいたのか明らかになりましたね。
しかし、「ナロー中年」ですか。
せめて「元ナロー小僧」とか「ナロー万年青年」とか言ってホスィ・・・
・・・と、同世代としては思ったりなんかして。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 07/20/2005 03:03:43
>司食鳥弟さん
あれま、もうご覧になったんですか(^^;)
そういうわけで、頼まれ仕事であったとはいえ、コッペルに続き雪辱戦を果たした気分であります。
中年ですが、じつは半分ネタが入っていたりします。でも実際中年なんだからしょうがない(w
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  1. 2005/07/11(月) 23:08:15|
  2. 工作(模型)

ケーディー互換なアサガオ 【旧Doblogエントリ】

皆様こんばんは。初のマトモな更新ということで、模型の小ネタをば…

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上の写真をご覧下さい。左は拙作のモデルワーゲン(以下MWと略)の酒井5t、右はKMCでご一緒のU太さんのワールド工芸酒井5tNo.92改なのですが、注目してほしいのは朝顔カプラーです。私のはMWのキット付属の朝顔型ヘッド、いっぽう右のU太さんのはやけにくびれたカタチをしていますね。実はこれ、市販の朝顔型(エコー製)を削って、ケーディーとも連結を可能にしたものなのです。聞けばかの伊藤誠一さんのアイデアだとか!
私は根はケーディー派なものの、今メインで楽しんでいる木曽モノはここにも書いた事情ゆえにやむなく?朝顔主体です。しかし往生際悪く(w)乗工社のプラ運材に一部ケーディーを付けたりもしているので、いままで手持ちの機関車には片側だけペアーハンズ製のナックル(NP-014 密着自連ダミー。ダミーと称しつつも、実はケーディーやKATOカプラーとつなげられたりする)の根元を加工したものを必要に応じてつけたり外したりしていたのでした。
しかし、この改造朝顔を使えば、相手がどちらであっても涼しい顔で対応できる!

FI1495214_1E.jpg

そんなわけで、早速自分でもやってみました。ベースは手持ちのMW製のDL用朝顔型ヘッド(上写真左)。これの側面をガリガリ削ってクビレさせ、さらにバッファを曲げたり削ったりして曲率をキツくしたのが右のシロモノです。
しかし、単にその状態で酒井5tに装着しテストランをしてみたところ、ゆったり目のエンドレスでは問題なかったのですが、Bトレ用線路(R100)の連続Sカーブだと自然解放することが時々あったので、さらに上から見て右側にφ0.15の燐青銅線で復元バネを設けて完璧を期しました。

FI1495214_2E.jpg

上の写真がケーディーとの連結状態。朝顔の孔にはφ0.6のピンを挿して接着、対朝顔との連結はMW社の朝顔用リンク(仲間内では発案者の名を取って“どんぐりカプラー”と呼んでいます)に対応させています。

まあ、ほとんどの方には役に立たないであろう工作ですし(^^;)、ケーディー互換とは言ってもさすがに自動連結・解放はできません。しかし、木曽モノ以外のナローはほぼ自連化を達成してしまっている身には、カプラーヘッドを替えたり控車を用意したり…といった余計な手間ぬきにケーディー装着車とつなげて遊べるというのは、たいへん精神衛生上よろしい次第なのであります。


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COMMENT:
AUTHOR: 元社員
DATE: 06/18/2005 12:47:02
かのエッチング板の例のごとく、模型の技術や性能の向上というのは
やる気があるマジメなファンによって育つものだということを改めて思いましたです。
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COMMENT:
AUTHOR: cjm
DATE: 06/24/2005 03:31:20
いや~、やる気があるのかどうかは不明ですが(^^;)
ところで、例のブツがそろそろ届きそうです。どないすんべ…
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  1. 2005/06/17(金) 03:34:26|
  2. 工作(模型)

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